ダイエット野郎

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ダイエットにおけるLカルニチンの働きと効果・賢い取り方を徹底解説

ダイエットで脂肪を燃焼するということは身体に蓄えている脂肪を遊離脂肪酸に分解し、分解した遊離脂肪酸をミトコンドリア内に運び込み燃焼するということです。
ダイエットで良く耳にするLカルニチンの働きはミトコンドリア内に脂肪酸を運び込むことです。つまりLカルニチンは痩せる為には必ず必要となる通行手形のようなものです。

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この記事ではダイエットに必ず必要な成分であるLカルニチンの「概要・働き・摂取方法」に関する総合知識を皆様にシェアさせて頂きます。

 

 目次

 

 

1.L-カルニチンとは

L-カルニチンはダイエット業界で「痩せるサプリ・痩せる成分(物質)等」ともてはやされ減量をサポートする成分として有名ですが、もともとは医療の現場で研究・発見され心臓病の治療薬として使われてきたアミノ酸の1種なのです。

 

L-カルニチンの概要

  • 成分:アミノ酸の一種でタンパク質を原料に肝臓で作られており、ビタミンと似た働きをする事から「ビタミン様物質」とも言われています。
  • 発見:1905年にロシアの研究者により筋肉中から発見されました。筋肉中にLカルニチンが多いのはミトコンドリアと密接な関係にあり筋肉の働きをサポートするからです。
  • 医療:心臓の筋肉の働きをサポートする事から、心臓の動きが弱くなる心臓病の治療薬として使われています。
  • 運動:スポーツ選手を用いて研究を進めると心臓以外の筋肉でも効果を発揮する事が解り、フランスのオリンピックチームが運動能力の向上を目指してL-カルニチンを導入したり、肥満患者の運動をサポートする為に使われたのは有名な話です。
  • 減量:身体能力の向上すなわちエネルギー消費量の向上から医療機関で肥満患者へのLカルニチン供給が開始されたことがきっかけとなり現在のダイエットサプリメントとしての認知に繋がりました。

 

 

 

2.Lカルニチンの働き

ダイエットにおけるL-カルニチンの働きは脂肪(遊離脂肪酸)をミトコンドリア内に運ぶ事です。逆に言えば、L-カルニチンが無ければ脂肪は、燃焼工場であるミトコンドリア内に脂肪が入れないので燃やすことができず痩せれないという事です。

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遊離脂肪酸の運搬

脂肪の燃焼工場であるミトコンドリア内に遊離脂肪酸を運ぶ、つまり「Lカルニチンは脂肪を運ぶ為の通行手形のようなもの」でLカルニチンが無ければ脂肪をミトコンドリアに取り込むことは不可能なのです。

 

運動能力のサポート

筋肉へのエネルギー供給及び、運動時の乳酸の低減が主な働きです。Lカルニチンは体内で「物質や成分を運ぶ運送便のようなもの」でLカルニチンが無いと運動能力が低下につながるという事です。

 

「減量する・脂肪を燃焼する」等、全てのダイエットのスタート地点と言えるL-カルニチンの「脂肪を燃焼工場(ミトコンドリア)へ運ぶ」働きは我々ダイエッターにとって軽視できるものではありません。

 

 

 

3.Lカルニチンとダイエットの関係性

L-カルニチンには単体で痩せるという実験結果の報告がありますが、逆にL-カルニチンが年齢と共に減少し太ってしまう事も事実としてあり、これが肥満の原因の一つと言われています。脂肪を燃やし減量する上ではL-カルニチンと上手く付き合って行くことがダイエット成功の秘訣かもしれません。

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Lカルニチンの年齢による体内量推移

Lカルニチン量が一番多いのは実は10代なのです。そしてそれ以来増えることは無く年齢とともにどんどんとLカルニチンの生産力は低下していきます。
つまりどんどん脂肪を運ぶ力が下がってしまうということになるので、これが基礎代謝を低下させる一つの要因なのです。

 

ダイエットでのLカルニチンの働きと効果

ダイエットを病院で進められたり、先生に痩せなさいと言われた「肥満患者さんの多くが体内でのL-カルニチン生産が苦手」という研究報告があります。
Lカルニチンの生産が苦手ということは脂肪の燃焼のスタート地点に立てないということになります。つまり脂肪が燃焼できないのでおのずと痩せる事ができないのです。
Lカルニチンはダイエットにとって脂肪を燃焼する為に必要不可欠Lカルニチンを摂取すると脂肪燃焼効果が確認できたという報告もあるほど大切な存在なのです。

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L-カルニチンの低下も基礎代謝の低下の一要因と言えるので、ダイエットを行う上でL-カルニチンの摂取は痩せる為のサポートとしてプラスに働くのです。

 

 

 

4.Lカルニチンの効率良い摂取方法

体内でのL-カルニチンの全体量は、体内で作る分が全体の1/4で残りの3/4は食べ物から摂取しています。
つまり効率良く外部からL-カルニチンを摂取しなければどんどん減ってしまい脂肪燃焼の効率が下がってしまいます。

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食事からLカルニチンを摂取する方法

食事からの摂取で一番効率の良い食べ物は「牛肉・羊肉・豚肉」等の肉類です。特に牛肉に多く含まれており100g中に120mgのL-カルニチンが含まれています。
逆に魚類や野菜類にはあまり含まれていないのでベジタリアンの方はL-カルニチン不足が懸念されます。

 

Lカルニチンを効率良く摂取するにはサプリメント

毎日牛肉等の「肉類を食べ続けるのは調理的にも気分的にも経済的にも難しい」でしょう。
そんな時はサプリメントから必要な分だけ効率良くL-カルニチンを摂取するのが経済的にも賢い方法と言えるでしょう。
さらに言うと年々Lカルニチンの生産力が低下しているのでサプリメントから効率よく摂取し下がりゆく基礎代謝をサポートするのがベストな選択となります。

 

ダイエット時のLカルニチン摂取量目安

ダイエットにおけるL-カルニチンの摂取量目安ですが、減量目的であれば、1日500mg~1000mgで体重が減っているという研究報告があります。
ですがくれぐれもダイエットは「脂肪の分解=痩せる準備」と「脂肪の燃焼=痩せる作業」の2つの工程を忘れないで下さい。

 

ダイエット中の皆様も運動・減量をしっかりサポートしてくれるLカルニチンを賢く摂取してダイエットに励んでみてください🌸