減量効果が高くダイエットに必須な痩せホルモンであるアディポネクチンは直接摂取して増やすことはできません。唯一の増やす方法は体内で作り分泌する事です。そして体内でアディポネクチン分泌する方法はアディポネクチン特異的に増やす有効成分の摂取と脂肪細胞を小さくすることの2つの方法があります。
この記事ではアディポネクチンの増やし方について皆様にシェアさせて頂きます。
目次
1.アディポネクチンは体内で作られるホルモン
アディポネクチンは身体の脂肪細胞から分泌される善玉ホルモンで今のところ増やす方法としては脂肪細胞からの分泌を促す方法しか存在しません。
アディポネクチンの増減の特性としては脂肪細胞が肥大化すると減り、逆に小型化すると増えます。
体内で増やす以外の方法は無い
アディポネクチンはホルモンなので「直接アディポネクチンを摂取しても消化器官で分解されて」しまいます。
つまりアディポネクチンを食べても分解されて違う物質になってしまうのでアディポネクチンの効果は得られないということです。
アディポネクチンを増やすには体内で生産・分泌を促すしか方法はありません。
太ると減ってしまうアディポネクチン
アディポネクチンは脂肪細胞から分泌される痩せホルモンです。ところが太ることで脂肪細胞が肥大化してしまうと減ってしまうのです。
これは脂肪細胞が膨らむことで「TNF-αという炎症性サイトカイン(身体に良くない物質)が分泌されると反比例してアディポネクチンの分泌が低下する」という身体の仕組みになっているからなのです。
ダイエットの救世主であるアディポネクチンについて詳しく知りたい方は下の記事をご参照ください。
2.アディポネクチンを増やす方法は2通りある
アディポネクチンを増やすにはアディポネクチンの分泌を促す必要があります。
一つは「脂肪細胞を小さくする」ことによる体質改善で、もう一つが「アディポネクチンの分泌を促す成分を摂取する」ことです。
体質の改善
アディポネクチンは太っている人には少ないという研究報告が多々ありますので、脂肪細胞が大きくなりすぎると分泌されないのです。
逆に脂肪細胞をコンパクトにすればアディポネクチンは増えるという研究報告がありますので痩せることでアディポネクチンの分泌量は増えるということです。
有効成分摂取
アディポネクチンは素晴らしい健康効果から世界中の医療機関や研究施設で研究されています。そして主な研究内容は「健康効果の解明」と「分泌促進」です。
研究の結果脂肪細胞の大きさに関係なく特異的に分泌を促す成分も多数発見されていますのでアディポネクチンは増加に有効な成分を摂取することでも増やせるということです。
3.脂肪細胞をコンパクトにする
痩せることでアディポネクチンは分泌されます。実際には痩せている人は体内のアディポネクチン量が多く太っている人にはアディポネクチン量が少ないという報告があります。
痩せると増えるアディポネクチン
痩せるとは脂肪細胞に蓄えている中性脂肪を燃焼していった結果蓄えている中性脂肪が減少し脂肪細胞が小さくなることです。
つまりダイエットで脂肪を燃焼することがアディポネクチンを増やす自力でできる行動なのです。
しかしアディポネクチンには面白い特徴がありそれは「痩せすぎると逆に分泌量が低下してしまう」のです。これはアディポネクチンを分泌するのに適した脂肪細胞の大きさがあるということなのですが実際にはその大きさについては明確なことが解っていません。
つまり「太る・痩せすぎる」と減ってアディポネクチンは「丁度良い健康体重」で増えると解釈しアディポネクチン量は健康な身体や健康的な生活が送れているかを判断する一つの指標となりえるということです。
4.アディポネクチンを増やす成分を摂取する
アディポネクチンは優秀なダイエット効果や健康効果からどうすれば増やせるか日々研究されています。
アディポネクチンが増えたという研究報告がある有効成分は「大阪大学:EPA・DHA」「ニチモウバイオティクス:アグリコン型イソフラボン」「ノエビア化粧品:冬虫夏草」「タカラバイオ:明日葉カルコン」です。
アディポネクチンを増やす根拠のある成分
①オメガ3脂肪酸であるEPA・DHAを摂取する
質の良いオメガ3脂肪酸を摂取する事で体内でのアディポネクチンが優位に増加する事が研究で解っています。
ただしオメガ3脂肪酸の質が重要で、この質というのは「主に熱処理されていないもの」の事を言います。
大手メーカー様に多い熱処理されている低価格のオメガ3脂肪酸は熱によって酸化している為、吸収率も悪く摂取してからの効果も低いので熱処理されていないピュアなものを選びましょう。
②アグリコン型イソフラボンを摂取する
イソフラボンにはグリコシド型とアグリコン型という2つの種類が存在し一般的に出回っているイソフラボンはグリコシド型です。
アディポネクチンを増やす効果や女性ホルモンの補助が認められているのはアグリコン型イソフラボンという発酵したタイプです。
なぜ「アグリコン型イソフラボンの効果が高いかというと体内への吸収率が非常に高いから」で、グリコシド型には糖がくっついているので消化吸収の効率が悪く体外へ排出されてしまうからです。
さらにタカラバイオ株式会社の見解によると明日葉カルコンとアグリコン型イソフラボンを同時摂取するとアディポネクチンの増加がさらに良くなったと報告されています。
③冬虫夏草エキスを摂取する
冬虫夏草とは蛾の仲間の幼虫に寄生するキノコの一種で中医学・漢方の生薬や、薬膳料理などの素材として用いられる漢方薬であり始皇帝や楊貴妃も愛用した高貴薬です。
この「冬虫夏草に含まれるコルジセピンがアディポネクチンを増やす力が強いとノエビア化粧品さんの研究にて報告」されています。
冬虫夏草は非常に高価な漢方薬ですがノエビアさんの論文を見ると効果の高さがうかがえます。
④明日葉カルコンを摂取する
明日葉に含まれるカルコンというポリフェノールが、ポリフェノールの中ではダントツにアディポネクチンを増やす事がタカラバイオ株式会社さんの研究で解っています。
さらに明日葉は名の通り、収穫されても明日には葉を実らせるという程生命力の強い植物で毎日の元気のために良い植物です。
5.アディポネクチンを増やすおすすめの方法
最後にアディポネクチンを増やすおすすめの方法は「ダイエットしながら有効成分を摂取」することです。
アディポネクチンは痩せて脂肪細胞が小さくなると分泌されてさらに有効成分を摂取することでも優位に増加することが解っています。
つまり痩せながら有効成分を摂取するとアディポネクチンはぐんぐん増加しがんがん痩せるでしょう。
痩せながらサプリメントで有効成分を摂取
ダイエット方法に関しては「糖質制限」or「カロリー制限」が減量効果が高くアディポネクチンを増やすには効率的でおすすめです。
その効果が高い減量方法にアディポネクチンを特異的に増やす有効成分をサプリメントで効率よく摂取するとすごく痩せます。
「ダイエット=痩せる方法」+「アディポネクチン=痩せる体質」=「激やせ」となる訳です。
ダイエット方法の選び方ですが
3食食事が食べれて健康的に痩せたいという人は糖質制限ダイエットがおすすめです。
とにかくダイエット方法はシンプルで簡単な方法が良いという人は置き換えダイエットがおすすめです。
アディポネクチンを増やす成分まとめ
①良質なオメガ3脂肪酸を摂取する
おすすめのオメガ3脂肪酸はマグロなどの青魚から取れる魚油と、その青魚のエサとなるオキアミから取れるクリルオイルがおすすめです。
クリルオイルはオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)の原点であり一番ピュアなオメガ3脂肪酸と言えます。
②吸収率が高いアグリコン型イソフラボンを摂取する
アグリコン型イソフラボンを食事から摂取するには「納豆・味噌・醤油」という方法がありますが、どれも量を食べるのが難しい為アグリコン型イソフラボンをサプリメントにしたもので効率良く摂取したほうが良いと考えます。
③高貴薬である冬虫夏草エキスを摂取する
冬虫夏草は過去のオリンピックにて中国選手が使用し身体能力を高め次々と記録を塗り替えた事で一躍有名になった漢方薬ですが高貴薬なので値段も高価です。
冬虫夏草の実験ではアディポネクチンを増やす力も抜群に高いですが、実物の冬虫夏草を煎じて飲むというのは、なかなか手間で難しいので高価な冬虫夏草を無駄なく摂取するには加工品がおすすめです。
④生命力の高い明日葉カルコンを摂取する
明日葉は品揃えが良い生鮮食品店にて稀に販売されている事があります。
ですが一般的なスーパーマーケットなどではほとんど販売されていないので効率良く摂取するには明日葉のサプリメントがおすすめです。
以上でアディポネクチンの増やし方に関する記述を終えさせて頂きます。
アディポネクチンの痩せる効果は運動と同等なのでダイエットを行う際には是非とも味方につけて増やしたい成分です。
そしてアディポネクチンの効果はダイエット以外にも素晴らしい健康効果があるので健康的な毎日を送る為にも増やす努力をしてください🌸