ダイエット野郎

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漢方ダイエットは肥満体質の改善を成しとげる唯一の減量方法

肥満は健康的・能力的にも不利益なので、通常人の身体は太り過ぎないように代謝を調節して体重(体脂肪)をコントロールするように働いています。
しかし、BMI基準値を超えて太ってしまう肥満体質は身体が持つ肥満抑制機能(代謝の恒常性)が正しく働いていない状態なので、正しい代謝が起こっておらずダイエットを行っても痩せ難いのです。
つまり減量するにはバランスが崩れた代謝の恒常性を立て直し肥満体質の改善が最も重要なことで、それを成し遂げるダイエット方法が身体のバランスを立て直す漢方ダイエットなのです。

漢方ダイエットは痩せない体質を改善する減量方法



 

この記事では漢方ダイエットが成し遂げる「肥満体質改善=恒常性立て直し」についてシェアさせて頂きます。

 

 

目次

 

 

 

 

 

 

1.漢方ダイエットとは

東洋医学の考えと治療薬である漢方薬の効果をダイエットに活かす減量方法が漢方ダイエットです。具体的には肥満を誘発した原因を東洋医学の知見で見つけ出し、原因を漢方薬で改善するダイエット方法です。

肥満原因を漢方で改善しながら痩せるダイエット

 

 

東洋医学と漢方薬

東洋医学は、人その物を診て病を生み出したその人の原因を見極めます。そして病は身体に備わる自然治癒力で治すと考えられています。

その自然治癒力を高める為に漢方薬に含まれる幅広い効果を使うため「バランスの医学」と呼ばれているのです。

 

東洋医学の考え方

東洋医学では病は身体が治すと考えられています。

実際に風邪を例に挙げても病院で頂く風邪薬は風邪を治すものでは無く熱を下げる物であって風邪その物を治しているのは身体に備わる自然治癒力なのです。

 

生薬と漢方薬の効果

生薬とは自然界にある有機物を乾燥させ携帯性を向上させたものです。

漢方薬は生薬を2種類異常配合させた物で、漢方薬には生薬その物効果と組み合わせによって生まれる効果があり幅広い薬効を持ちます

 

更に詳しく漢方や東洋医学について知りたい方は下の記事をご参照下さい。

www.diet-soundsgood.com

 

 

 

東洋医学を減量に活かす=漢方ダイエット

本来人の身体はBMI基準値付近の体重や体脂肪を保つように管理コントロールされています

これはBMI基準値を超える肥満状態になってしまうと健康的にも身体能力的にも不利益になってしまうので代謝の恒常性という身体の仕組みで肥満を抑制しているのです。

しかし現代の食文化や生活習慣によって体内機能のバランスが悪化し肥満を患う方が非常に多いのです。

漢方ダイエットでは崩れた体内バランスの原因を東洋医学の知見で導き出し複数の薬効がある漢方薬でバランスを改善し代謝の恒常性を立て直します

 

 

 

 

 

2.漢方ダイエットが必要な人の特徴(条件)

漢方ダイエットは肥満と体質を東洋医学と漢方薬で改善するダイエット方法です。つまり太り続けてしまう方や太ってから全然痩せない方の身体を立て直す、おすすめのダイエット方法なのです。

 

 

太り続けてしまい肥満を患う場合

そもそも人間に備わる肥満抑制の仕組みがあるので、太り続けて肥満を患ってしまうこと自体が異常な状態なのです。

肥満とはBMI基準値を超えている場合を指し、内臓脂肪が増え肥満の状態になってしまうと健康被害を及ぼす可能性があります

肥満が健康被害を招く仕組みは、太ることでより太りやすい体質が出来上がり糖尿病などの生活習慣病へ繋がってしまうからです。

この場合、肥満を抑制する代謝の恒常性機能が働いていない可能性が高いので漢方ダイエットで身体の機能を整える必要があります。

 

 

 

肥満を抑制する代謝の恒常性の崩壊

代謝の恒常性とは「身体のエネルギー代謝の調節しコントロールする働き」です。

代謝の恒常性は「適正脂肪量を一定に保とうとする機能」で痩せすぎている場合には適正脂肪量を保つように働き太ってきている場合は脂肪を減らそうと働きます

この体脂肪のコントロールを行うホルモンが「レプチン」です。

 

レプチンの働き

レプチンは体脂肪の増加すると脂肪細胞から分泌されるホルモンで、主な働きは脂肪や
糖の燃焼促進と食欲低下作用です。

基本的には太って脂肪が増加するとレプチンが分泌され健康体重へ戻そうと働き、この働きこそが肥満を抑制する代謝の恒常性なのです。

 

レプチン抵抗性

代謝の恒常性機能が崩れてしまい肥満が進む主な原因が「レプチン抵抗性」です。

本来であれば肥満を抑制するために分泌されるレプチンもレプチン抵抗性の出現によって効果を発揮できなくなります

このレプチン抵抗性の出現こそが代謝の恒常性機能が崩れている証拠なのです。

 

 

 

 

 

3.代謝の恒常性異常が肥満を生む仕組

代謝の恒常性を崩す多きな原因が現代社会の発展によるストレスです。このストレスには社会的に発せられる精神的なストレスと食生活から身体に与えられる細胞レベルのストレスの2つが存在し恒常性(ホメオスタシス)を徐々に崩していきます。

恒常性機能崩壊

 

 

恒常性(ホメオスタシス)の仕組

恒常性(ホメオスタシス)とよばれる機能は「自律神経・内分泌・免疫」の3つの機能によって構築されています。

恒常性の働きは各機能がバランスを取り合うことで身体にとって一番良い状態を一定に保つように働きます。

例えば急激な気温低下が起きた場合は体温を上昇させたり、飢餓状態になった時に脂肪を燃やしてエネルギーを作ります。

そして食べすぎによって肥満を発症しそうな場合にも脂肪を燃やして適正脂肪量を保とうとする働きも代謝の恒常性によって行われているのです。

 

 

 

代謝の恒常性が崩れる原因と仕組

代謝の恒常性が崩れる大きな原因にグローバル化や社会の発展に伴う生活習慣の変化があります。

恒常性はストレスの影響を多く受けるため、社会発展による仕事などの生活環境によるストレスは恒常性を大きく崩す原因となります。

さらに食の欧米化による脂質過多な栄養バランスの変化によって恒常性機能が低下し結果的にレプチン抵抗性を生み出してしまうのです。

 

生活習慣が原因

代謝の恒常性を狂わせる大きな原因が現代社会に潜むストレスと食生活の変化です。

この2つが恒常性を構築する「自律神経・内分泌・免疫」機能のいずれかに影響を与え徐々に機能のバランスが崩れ恒常性の崩壊へ繋がっていくのです。

 

レプチン抵抗性の仕組

代謝の恒常性を大きく崩す原因となるのが食生活の変化に伴う高脂肪食の普及です。

高脂肪食に含まれる脂質が小胞体ストレスの原因となりレプチン抵抗性を出現させます。

つまり現代の食文化ではレプチン抵抗性が出現しやすい環境なのでおのずと肥満患者も多くなってしまうのです。

 

代謝の恒常性について詳しく知りたい方は下の記事をご参照下さい。

www.diet-soundsgood.com

 

 

 

 

 

4.漢方ダイエットは代謝の恒常性を正し肥満を治す

漢方ダイエットは肥満を抑制する恒常性機能を立て直し、体内環境を東洋医学の知見と漢方薬で整えるダイエットです。その結果正しい代謝が起こり正しく痩せられる身体に戻すことができるのです。

漢方:東洋医学「気・血・水」=西洋医学「自律神経・内分泌・免疫」

 

 

漢方薬が恒常性を立て直せる理由

恒常性を維持する「自律神経・内分泌・免疫」の3つの機能は漢方「東洋医学」の考えでいう「気・血・水」に該当するからです。

東洋医学の考えでは元来から「気:自律神経・血:内分泌・水:免疫」という健康を支える恒常性の働きを意識していたのです。

つまり漢方の「気・血・水」という考えが西洋医学の恒常性と繋がっており恒常性を立て直すことが漢方の命題である自然治癒力に繋がるのです。

 

 

 

太り続ける「痩せない体質」を改善する

BMI基準値を超えて太り続けてしまう場合は肥満を抑制する代謝の恒常性機能が正しく働いていない可能性が高いです。

漢方ダイエットは恒常性機能機能を立て直すことで痩せない体質を改善します。

 

  • 恒常性の立て直し
    代謝の恒常性を立て直すために、恒常性を崩す原因となった機能と恒常性全体をケアする必要があります恒常性機能全体をケアできる漢方薬を服用しバランスを整えることで崩れてしまった恒常性を立て直します

  • 生活習慣の見直し
    代謝の恒常性のバランスが崩れた背景には必ず生活習慣「生活環境・食習慣」が原因となっている場合が多く、生活習慣の立て直しも漢方ダイエットでは必要不可欠です。

 

 

 

モデル体型を目指すダイエットではない

体脂肪率がとても少ない、いわゆるモデル体型は医学的にみて健康とは言えない状態なのです。

脂肪量が少なすぎるとホルモンバランスバランスが悪くなり体内で起こる生理活性のバランスも悪くなってしまうのです。

 

  • 健康体重を目指す
    漢方ダイエットは健康な身体を目指すダイエットです。健康な身体とは痩せ過ぎても太り過ぎても無いBMI基準値付近の健康体重を維持するという減量方法なのです。

  • 美容体重は不可
    モデルさんや女優さんのような体脂肪が非常に少ない身体は健康的な観点から目指していません。もしそのような体型を目指すのであればパーソナルジムに行かれることをお勧めします。

漢方ダイエットの効果については下の記事をご参照下さい。

www.diet-soundsgood.com

 

 

 

 

 

5.具体的な漢方ダイエットの方法と始め方

漢方ダイエットを始める場合はなるべく老舗漢方薬局に相談することをお勧めします。肥満を解決するために必要な漢方薬は人それぞれであり、選定にはプロの知見が必要だからです。

 

 

肥満の原因を見つけ出す

肥満原因となる恒常性機能の低下要因は主に生活習慣が大きな原因となる場合が多いです。

ご自身の生活習慣を振り返ることと生活習慣による身体のダメージを数値化するために血液検査を行うことで、より明確に原因を探ることができます。

 

  • 生活習慣を振り返る
    肥満を抑制する恒常性機能を崩す大きな原因は生活習慣です。主に「仕事・食事・家庭・睡眠」などのライフサイクルを振り返り精神と肉体のストレス要因を探しましょう。
    ご自身の生活環境を振り返り要因を明確にしておくとプロに相談した時に原因の追求がスムーズに進みます

  • 血液検査を行う
    血液検査を半年以上行っていない場合は血液検査を行うことをお勧めします。血液は身体の状態を測る指標となり検査数値を見ることで身体の不具合を見つけやすくなります。
    つまり漢方薬局に検査結果を持参することでプロによる問診の正確性が増すため原因追及の精度が飛躍的に上がるのです。

 

 

 

老舗漢方薬局・薬店に相談する

老舗漢方薬局は「東洋医学・漢方薬」のプロフェッショナルであり「身体・健康」の仕組みを熟知しています

そして漢方薬局で「ダイエット」や「肥満・導尿病」などの生活習慣病をPRしているお店は漢方を使った肥満原因を改善する減量指導が可能ということになります。

漢方ダイエットを行う場合は漢方薬局で相談することをお勧めします。

 

  • お店で相談する
    訪問可能な範囲に漢方薬局がある場合には、直接訪問して漢方ダイエットについて相談してみましょう。
    漢方薬局では問診を行い肥満の原因を見つけてくれますので、上記の生活習慣や血液検査結果を先生に伝えることでより明確な原因を見つけ出してくれます。


  • 電話で相談する
    近くに相談をしたい漢方薬局が見つからない場合は、インターネットで漢方に詳しいお店を探し電話で相談してみましょう。
    優れた漢方薬局は全国からお客様が相談しますので電話対応にも慣れており、漢方ダイエットの相談も快く引き受けてくれます。

 

 

 

以上で漢方ダイエットの真意についての記述を終えさせて頂きます。

 

漢方ダイエットを単にビジネスと捉えて漢方ダイエットの神髄に達しないお店も存在しますが、老舗漢方薬局に限っては身体の仕組みや東洋医学の知見に詳しいのです。

その為「気・血・水=自律神経・内分泌・免疫」による健康の要である恒常性へのアプローチも行えしっかりとバランスを整えてくれます。

 

「何をやっても痩せない・どんどん太り続けてしまう」というお悩みをお持ちの方は、漢方薬局に相談し、身体のバランスを整え正しい代謝環境を整えてからダイエットしてみてはいかがでしょうか🌸

肥満は代謝の「恒常性(ホメオスタシス)」機能異常の産物

恒常性とは「自律神経・内分泌・免疫」から成る我々の身体の状態を一定に保ち健康を維持する為のシステムです。肥満に関しても恒常性は関与しており、脂肪量もある一定を保つように働きかける機能を「代謝の恒常性」と呼びます。しかし、実際には肥満の方は多数おられ、太り過ぎによる生活習慣病を発症している方も多く存在します。多くの肥満は代謝の恒常性機能が正常に働いていないことが大きな原因なのです。

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恒常性の維持「ホメオスタシス」

 

この記事では肥満と恒常性に関する「働き・仕組・影響」に関して皆様にシェアさせて頂きます。

 

 

 

1.人には肥満を抑制する仕組がある

本来人の身体には肥満を抑制する仕組「代謝の恒常性」が存在します。恒常性とは身体の状態をある一定に保つという機能なので、肥満に置き換えてもある一定以上には太らないようにコントロールされているのです。

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健康体=肥満抑制

 

 

肥満を抑制する恒常性の働き

恒常性、別名ホメオスタシスと呼ばれる機能は代謝状態もコントロールしています。

この代謝のコントロールは太った場合には食欲を低下させて代謝を上げるという働きを示し痩せる方向にに働きかけます。

逆もしかりで、著しく痩せた場合には食欲を増加させ代謝を下げるという働きを示し体重を増やす方向に働きかけます。

この寛容性とよも呼べる恒常性の働きで我々の人間の身体は適切な体重が守られているのです。

 

 

 

肥満防止に恒常性が働く理由

人類が誕生した大古の生活環境では食事からのエネルギー源摂取は安定したものではありませんでした。

つまりエネルギー源の供給は不安定であり、飢餓状態も想定したエネルギーコントロールが必要不可欠だったのです。

そして飽食時にも脂肪を蓄え続ける訳ではなく太ることによる身体能力の低下は社会発展が無い時代では身の危険を意味するため、太り過ぎないように代謝をコントロールしているのです。

その結果ある一定の脂肪量を蓄えるように身体は作用しており、これを「代謝の恒常性」と言います。

 

 

 

 

 

2.肥満を抑制するために働くシステム

代謝の恒常性によって肥満を抑制する為に働く組織は脂肪細胞です。太るということは脂肪細胞が肥大化することとなり、脂肪細胞が肥大化することで肥満を抑制するホルモンであるレプチンが分泌されるのです。

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肥満抑制=レプチン分泌

 

 

肥満を抑制するレプチンの分泌

レプチンは脂肪細胞の肥大化に伴い脂肪細胞から分泌されます

脂肪が肥大化する仕組みは、食事から得た糖質や脂質を中性脂肪に変換し脂肪細胞内に蓄積することで脂肪細胞は大きく膨らんでいくのです。

これが太るという現象で、この太る現象がある程度亢進すると肥満を抑制するためにレプチンが分泌され肥満を解消する方向へ代謝をコントロールするのです。

 

 

 

肥満を解消するレプチンの働き

レプチンは現状の肥満状態を解決する為に、肥満の基となる食欲を低下「摂食抑制」させます。そして蓄えてしまった脂肪を燃焼するために「エネルギー生産・熱生産」を促し脂肪を減らします

  • 食欲の低下
    レプチンは脂肪細胞の肥大化を抑制する為に、肥満の原因となる摂食を抑制するように働きかけます。主に食欲を低下させることと食事中においても満腹中枢を早期に刺激し食べ過ぎを防ぎます

  • ATP生産「脂肪燃焼」
    レプチンは肥満を解消する為に分泌されますので、蓄えてしまった脂肪の燃焼にも関与します。レプチンの作用により脂肪はミトコンドリアで燃焼されてエネルギー(ATP)を生産を促します

  • 熱生産「脂肪燃焼」
    レプチンのエネルギー生産による脂肪燃焼を行っても使いきれるとは限らないので、他にエネルギー源を消費する必要があります。そのための燃焼が熱生産で、脂肪細胞にミトコンドリアを発現しUCP1による熱生産を行い脂肪を燃やします

 

脂肪細胞による熱生産について詳しく知りたい方は下の記事をご参照下さい。

www.diet-soundsgood.com

 

代謝の恒常性の働きによって常に脂肪量はコントロールされており、脂肪の蓄積が増加した場合には肥満を解消するレプチンが分泌されるので、太り過ぎないように代謝はコントロールされているのです。

 

 

 

 

 

3.肥満の進行は抑制システムの崩壊

肥満を抑制する代謝の恒常性があるにも関わらず、肥満になり生活習慣病を発症してしまう方が多数おられます。これは現在社会の生活習慣が原因となり恒常性のバランスが崩れシステムその物が機能しない状態に陥っているからです。

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肥満亢進=恒常性異常

 

 

レプチン抵抗性の出現

太り続け脂肪細胞が膨らみ肥満の状態になると必ず脂肪細胞から肥満を抑制する為にレプチンが分泌されます

これは肥満を解消する為の代謝の恒常性が働いている状態ですが、太ってしまう人はレプチンの効果が表れ難い状態となっているのです。

このレプチンが効かない状態は「レプチン抵抗性」が表れている証拠で、脂肪細胞が多くのレプチンを分泌したとしても抵抗性があるのでレプチンが効かず肥満を抑制できない状態となってしまうのです。

 

 

 

肥満を促すグレリンの働き

レプチン抵抗性によってレプチン効果が得られない場合肥満の抑制効果が発揮されません

つまり太っている人でも本来抑制されるグレリン「摂食促進ホルモン」が分泌されてしまいます

  • 食欲の増加
    グレリンには食欲を増加させる作用があります。通常、脂肪細胞が膨張した肥満状態では食欲を抑制するように恒常性が働きかけますがレプチン抵抗性の出現によってグレリンの分泌が続く為肥満状態でも食欲は減退しないのです。

 

 

 

 

 

4.代謝の恒常性が崩れる大きな原因

体脂肪量を適正値に保つ「代謝の恒常性」が狂う大きな原因は食生活の変化です。現代社会では食の欧米化が進んだことによる高脂肪食の割合が増加したことが代謝の恒常性に影響を与えているのです。

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高脂肪食=レプチン抵抗性

 

 

食文化の欧米化

日本には日本食という食文化があります。日本食はカロリーが低い、すなわち脂質摂取量が低い健康的な食事と世界にも認知されている食文化です。

しかし社会の発展やグローバル化によって他国の文化が日本にも介入しやすくなり、日本で根付いたのが欧米食です

欧米食は肉類が中心となり低脂質な日本食と比べると高脂質な栄養素構成でこの高脂質な食事こそが代謝の恒常性に悪影響を与えてしまうのです。

 

 

 

高脂肪食普及の影響

欧米食に代表される動物性脂肪を多く含む高脂肪食は体内の脂質バランスを悪化させる大きな原因となります

脂質バランスが悪化することで体内では炎症性サイトカインが多く分泌され慢性的な炎症状態となりこの炎症も肥満の原因となります

そして高脂肪食の影響によって身体の細胞には小胞体ストレスが発生します

この小胞体ストレスがレプチン抵抗性の一つの原因となり、肥満を抑制するレプチンの作用を低下させているのです。

 

 

 

 

 

5.恒常性の異常は身体のバランスの悪化

恒常性は「自律神経・内分泌・免疫」の3つの機能によって構成されています。太り肥満を患ってしまった場合、肥満抑制の為のホルモン分泌が盛んになり内分泌が疲労します。疲労した機能をかばう形で他の機能にも無理が祟り徐々に身体を保つ恒常性はバランスを崩し健康は崩壊していくのです。

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恒常性異常=体内バランス悪化

 

 

本当に必要な治療はバランスを保つこと

恒常性崩壊の原因は「自律神経・内分泌・免疫」のどこかが異常をきたし、恒常性のバランスが崩れた結果起こり得るものです。

恒常性を立て直すポイントは恒常性を構築する機能を崩すきっかけとなった「原因」へのアプローチと恒常性全体のバランスをサポートすることです。

  • 崩れた原因にアプローチする
    恒常性を構築する「自律神経・内分泌・免疫」が崩れる原因となった生活習慣や疾患を見つけ出す。原因となる機能が一番ダメージを受けているので医師や薬剤師の指示を仰ぎ手厚く治療する

  • 全体のバランス調和を目指す
    原因の「特定・治療」を行いながら、消耗してしまった他の機能にもアプローチを行う。この治療によって恒常性を構成する全ての機能がケアされ失われたバランスが回復するのです。

 

 

 

バランスの医学と呼ばれる東洋医学「漢方」

「身体のバランスを立て直す・自然治癒力を高める」効果が高い医学に東洋医学があります。

東洋医学で主に治療に用いる物が自然由来の生薬を複数組み合わせた漢方薬です。

漢方を治療に使う東洋医学が「バランスの医学」と呼ばれる所以は複数の生薬その物の効果と生薬が組み合わさる事で起こる効果の複合的な効果がある為、バランス良く底上げを行う治療に最も適しているのです。

 

 

 

漢方ダイエットは代謝の恒常性を立て直す

どんどん太ってしまう肥満は代謝の恒常性異常が主な原因となります。

つまりバランスが崩れた「身体の機能=代謝の恒常性」を立て直さなければなりません

このバランスが崩れた代謝の恒常性を立て直し、肥満を抑制する作用を取り戻すのに最も適したダイエットが「漢方ダイエット」なのです

漢方ダイエットは、多くの健康のバランスを立て直してきた老舗漢方薬局だからこそ成せるダイエットですので肥満が気になる場合は漢方薬局に相談することをお勧めします。

 

 

 

以上で恒常性(ホメオスタシス)異常による肥満の解説を終えさせて頂きます。

人の身体は本来、痩せすぎず太り過ぎずという「適正体重」を保つようにプログラミングされています。

その理由は適正体重を保つ事が健康維持に繋がるからで、肥満を抑制する恒常性機能が崩れて太っている人は既に健康ではないのです。

適正体重を目指し健康な身体を取り戻したい人には漢方ダイエットはおすすめの減量方法です🌸

ダイエットで人気の「漢方」を分かりやすく解説

東洋医学は身体の不調は「身体の自然治癒力で病を治す」という概念を持ちます。この自然治癒力を高める物が自然由来の生薬を配合して作られた漢方薬です。生薬単体の効果と組み合わされた漢方薬独自の効果から得られる複数の薬効により身体の状態を「整える・高める・戻す」という効果があります。東洋医学では漢方薬の効果を発揮するために身体の不調の原因を調べる「気・血・水」体調を診る「症」漢方薬処方の精度を上げる「四診」という診断を組み合わせて患者に合う漢方薬を導き出しているのです。

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漢方薬



この記事ではダイエットで人気のある漢方「東洋医学・漢方薬」について詳しく解説させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

1.漢方「東洋医学・漢方薬」とは

自然界にある植物・動物・鉱物などの生薬を複数組み合わされて作られた自然のお薬です。元は中国の伝統医療で何千年にも渡る治療の経験によって、様々な生薬の組み合わせで、効果や危険性などのあらゆる結果を長い年月をかけて蓄積させ漢方処方として体系化されました。

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生薬と漢方薬

長い治療年月で得られた経験・結果をもとに効果があるとされた物「植物・動物・鉱物」を「運搬性・保存性・利用性」を重視し加工したものを生薬と呼びます。

代表される生薬は植物であれば「つぼみ・花・茎・葉・根」であったり、きのこ類などの「細菌」や「昆虫」、鉱物では「硫酸カルシウム(石膏)」、動物では「牛の胆汁(牛丹)・牡蠣の貝殻(牡蛎)」などがあり、それぞれを混合して使用する治療薬が「漢方薬」というものです。

漢方の定義は原則として2種類以上の生薬を定められた分量で組み合わせて作られたもので漢方薬には生薬を複合する事で様々な効果が得られ、ピンポイントで効果を発揮する西洋薬とは効果・アプローチ共に対照的な存在なのです。

 

 

 

漢方薬独自の効果

漢方薬は最低2種類以上の生薬を組み合わされて作られる自然由来のお薬です。

漢方薬には漢方薬としての効果と配合される生薬その物の効果が存在しており、漢方薬としての効果とは生薬の組み合わせによって起こる複合的な効果「生薬の効果+組み合わせの効果」を持ちます。

つまり漢方薬はピンポイントで効果を発揮するお薬ではなく、生薬の組み合わせによって幅広く作用する特性を持つので弱ったところを起点とし調和を取ったりバランスを整えるように働きます。

このように働きかけるお薬は漢方薬独自であり西洋薬にこのような特性はありません。

 

 

 

 

東洋医学の歴史

東洋医学には発症元である中国の中医学と日本に渡り日本独自の発展を遂げた日本漢方の2つのルーツが存在します。

  • 中医学
    中国4千年の歴史の中で、効能効果がわからない中とにかく試す人体実験の歴史が漢方という文化に発展したと考えられています。漢方とは結果から生み出された優れた自然由来のお薬なのです。

  • 日本漢方
    古代中国から日本に導入されたのは5~6世紀頃です。ここから日本の漢方は日本の風土や気候、日本人の体質に合わせて日本独自の発展を遂げ伝統医学として定着し17世紀頃に大きく発展し体系化され現在の日本の漢方へと受け継がれています。

 

 

 

現代医学における漢方

上記のような漢方導入の背景はあるものの現代医療で用いられている漢方医学や漢方薬は、日本の伝統医学として独自に発展していった「日本独自の医学」なのです。

そして以前は病院などでは処方されなかった漢方も現在では148処方の漢方薬が健康保険で使えるようになっており健康保険が使えることで医療機関を通してより身近な治療薬として処方されるようになっていきています。

それは西洋医学の西洋薬と東洋医学である漢方が一緒に処方されるということでもあり、お互いの治療の得手不得手を上手に補うことで、より効果的な幅広い治療が行えるようになっているということなのです。

 

 

 

 

 

2.東洋医学のルーツ「中医学・日本漢方」

漢方薬を使用する東洋医学には中国の考え方で漢方薬を処方する中医学と日本が独自に発展させた日本漢方の2つが存在します。中医学は人を診断し身体に合わせた漢方処方を行い、日本漢方は症状を診て漢方を処方します。同じ東洋医学でも中国と日本では発展の仕方が異なるところが面白いところなのです。

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中医学の考え方

中医学とは中国4千年という長い期間を有し漢方を処方し結果を導いてきました。

この結果と考察の歴史により中医学は身体の状態を詳しく把握してから症状に合わせるという、身体と症状に合った漢方薬を処方するというスタイルを持っています。

漢方薬に種類は違うのに効果が似ている物が存在する理由は、中医学が持つ身体の状態に合わせるという概念によって生み出されたものです。

その時その人に合った漢方薬を処方するという考え方が中医学の神髄なのです。

 

 

 

日本漢方の考え方

日本漢方は中国から漢方の文化が日本に運ばれてきて独自に発展した東洋医学です。

日本漢方は日本人の体質や日本の気候に合わせ進化していき、特徴としては病に対し漢方薬を処方することです。

これは病に対し処方する漢方薬がほぼ決まっていることを指示しています。

 

 

 

中医学と日本漢方の優位性

中医学には患者の身体の状態を確認し症状を診て漢方処方し、日本漢方は症状に合わせて漢方を処方します。

東洋医学の考え方として中医学は非常に優れたものですが、中国人の特徴を色濃く残している為、本場の漢方処方は時として日本人に合わない場合もあります

つまり日本にとって優れた東洋医学とは中医学ベースの考えを持ち日本人の体質に合った日本で調合された漢方薬を処方するスタイルがベストとなります。

 

中医学「メリット・デメリット」
  • メリット
    中医学のメリットとは、身体の状態に合わせた漢方を処方してもらえることです。身体の状態に合わせる事で漢方特有のシャープな効き目が体感できるのも中医学ならではです。

  • デメリット
    中医学のデメリットは人の身体を学ぶ難易度が高いところです。つまり解釈のレベルが低いと診断のレベルも低くなってしまうということになります。

日本漢方「メリット・デメリット」
  •  メリット
    日本漢方のメリットは症状別に処方される漢方が体系化されているので、比較的簡単に処方が学びやすいところです。簡単だから間違った処方が成され難いところが良いところです。

  • デメリット
    日本漢方のデメリットは体系化にあります。本来の漢方薬、東洋医学とは体質を見極めて、症状に合わせるという工程を経ることでより効果的な漢方処方を導きますが日本漢方にはできません。

 

 

 

 

 

3.東洋医学「中医学」の治療方法

漢方の診察ではまず舌や脈、おなか(腹診)を診て漢方薬を処方する際に目安にするために体質を診ます。漢方では不調の原因を調べる「気・血・水(き・けつ・すい)」という考えと体力や病に対する抵抗力を調べる「症」という考えがあり、この「気・血・水」と「症」を組み合わせて体質を判断しています。

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東洋医学の問診方法



 

漢方独自の問診項目

東洋医学(中医学)の問診は、病の状態を「気・血・水」で調べ身体の状態を「症」で調べます。この2つの問診を組み合わせることで基本的な漢方薬の処方の方向性を定めています。


  • 元気や気力などの目に見えない生命エネルギーを漢方では「気」と表します。西洋医学を用いて表すと、漢方で言う気とは身体の機能を調整する自律神経に近いと考えられています。



  • 血とは血液のことです。血液は身体全体に酸素や栄養素を運ぶという役割を持っており、健康状態を判断する指標となるものです。漢方では身体を「巡るもの」として重要視される項目となっています。


  • 血液を除く身体に含まれる体液のことで症状で言うと「むくみ・めまい・頭痛・下痢」などのことです。西洋医学を用いて表すと漢方の水とは水分代謝や免疫系と考えられています。


  • 体質・体力・抵抗力・症状の出方を表すもので本人が訴える症状やその人の体格などから判別します。症には「虚・実」という訳方があり、体力や抵抗力がある人を「実症」とし、体力が無く抵抗力が低い人を「虚症」と表します。

 

 

 

漢方薬処方の精度を高める四診

漢方では上記の「気・血・水」と「症」を基本として処方の方向性を決定しますが、更にその人に合った処方の制度を上げる為に漢方独自の「四診」という診断を行います。

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漢方薬処方制度を高める四診の種類
  • 望診:「顔色・表情・態度・姿勢・体型」などを診ること

  • 聞診:「声の状態・咳の状態・痰の状態・呼吸器系」などを診ること

  • 問診:「症状・体調・生活習慣・仕事環境」などを診ること

  • 切診:「脈を診る脈診・腹を診る腹診」など手に触れて診ること

漢方に精通している中医師や薬剤師は「気・血・水」で不調の原因を調べ、「症」で体力や抵抗力を調べ、「四診」を行う事でその人に合った最良の漢方を導き出しているのです。

一般的に四診は漢方薬局の問診に含まれている事が多く、一般的なカウンセリングと捉えると良いでしょう。

 

 

 

漢方薬治療の効果

漢方による治療は上記の体質判断と四診により現状の患者の症状と身体の状態を調べるとことから始まります

漢方独自の診断により病に蝕まれる原因となる身体の弱っているところを突き止め自然の生薬で構成された漢方を処方し回復を目指すのです。

つまり漢方による治療とは「病その物」を叩くのでは無く、病に蝕まれる原因となった「身体の弱っている所」を回復させるために漢方薬を処方することで身体が本来持っている自然治癒力を高めて病の根本治療を行う医療なのです。

 

 

ダイエットに漢方を使う意味

これまで解説してきた通り、漢方薬とは東洋医学の知見に基づき身体の不調を身体の治癒力を高めて治療する医学です。

これをダイエットに置き換えると身体の不調は「肥満」となり、肥満の原因を正すものが「漢方薬」となります。

本来人間の身体は太り過ぎたり、痩せすぎたりしないように健康体重を維持するようにできています。

しかし肥満を患ってしまう方の多くは体脂肪のコントロール機能が正常に働いていないのです。

漢方ダイエットとは体脂肪のコントロール機能を東洋医学の知見と漢方薬を使い正常な働きに戻す減量方法なのです。

 

 

 

以上でダイエットで人気がある「漢方」に関する記述を終えさせて頂きます。

漢方の考え方とは「病」は自分の身体で治すという考え方を持ちます。

これはダイエットに置き換えても同じ事ですので、ダイエットを行っても痩せない方やどんどん太ってしまう方は一度漢方薬局で身体を診てもらうと突破口がみつかるかもしれませんよ🌸

ダイエットしても根本的に痩せない3つの源因

根本的にダイエットを妨げる原因とは、正しいダイエットを行っても身体に備わる「仕組・摂理・機能異常」などの要因によって痩せない結果を導くものです。この根本的に痩せない原因には「身体の保護機能・代謝に関する年齢と体質・代謝を狂わせる疾患」の3つがあり、この条件の内どれか一つでも該当していたり持ち合わせていると正しいダイエットを行っても「脂肪分解→脂肪燃焼」という正しい脂質代謝のサイクルが起き難いので痩せ難いのです。

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この記事ではダイエットの注意事項として痩せない根本的な原因「身体の仕組み・代謝と体質・痩せ難い疾患」について皆様にシェアさせて頂きます。

 

 

目次

 

 

 

 

 

1.身体に備わる防御反応

人には身体の内部環境をコントロールする「自律神経系・内分泌系・免疫系」の3つのバランスを常に保ち健康を維持するという機能が備わっています。この健康の根幹を支えている機能を「恒常性の維持(ホメオスタシス)」と呼びます。

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ホメオスタシスとは

健康の根幹を支えている「自律神経・内分泌・免疫」という恒常性を維持する機能です。健康を維持する仕組みである一方防御システムとして危機的環境下にさらされた時に生命を維持するために積極的に働きます

例えば人が遭難して食べ物を食べなくても1週間程度生き延びる事ができるのはホメオスタシスが「身体が冷えれば体温を上げ、エネルギーが足りなければ消費を抑える」など生命維持のために働くからなのです。

つまりホメオスタシスとは体内の健康状態を常に一定に保ち急激な状況変化が起きても身体を守る為に働くセーフティー機能なのです。

 

しかし人の身体に備わっているホメオスタシスという素晴らしい機能はダイエットにおいては複数の障壁となるのです。

 

 

 

 

 

2.ダイエットとホメオスタシス

ダイエットを始めてもなかなか痩せなかったり、最初は順調に痩せていたのに途中から痩せなくなる原因の多くにホメオスタシスが関与しています。最初から痩せない場合には身体にダイエットが記憶されている可能性があり、途中から痩せない場合にはダイエットの食事制限により危機的状況化と判断されている可能性が高いのです。

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身体にあるダイエットの記憶

正しく痩せられるダイエットには「糖質制限orカロリー制限」のどちらかの食事制限が組み込まれており脂肪の分解を促し燃焼をサポートし痩せるという仕組みになっています。

しかし過去にダイエットを経験している場合身体には過去に起きた「栄養上の危機的状況」としてダイエットが記憶されているのです。

つまりカロリー制限ダイエットを過去に行った場合には極度の栄養不足」と記憶され、糖質制限ダイエットを行った場合には極度の糖質不足」と記憶されます。

そしてもう一度同じ食事制限を行った場合に過去に起きた体内事例を元に防御機能であるホメオスタシスがいち早く反応するので痩せ難いという状態が起こるのです。

 

だからダイエットは何度も繰り返すごとに成功が難しくなり、可能であれば一度だけのダイエットで終わらせたいと言われているのです。

 

 

 

ダイエットによる危機の察知

ダイエットを行っていて最初は順調に痩せますが途中から痩せなくなる状態を停滞期と言います

ダイエットでは食事制限を行うことで食事から不足する栄養分を補う為に脂肪を分解し燃焼します。

身体も最初は足りない栄養素を補う為脂肪を使うように働きますが、その状況が続くにつれ徐々に身体に備わるホメオスタシスが栄養環境が悪化している危機的状況だ」とダイエットを判断します。

そうなると最初は順調に脂肪を燃やし痩せていたのに、ホメオスタシスが介入してからは危機的状況を乗り切るためにエネルギーの消費量を最小限に抑えようと働くのでダイエットを継続しても痩せないという状態になってしまいます。これが停滞期に陥る仕組みなのです。

停滞期の解決方法が知りたい方は下の記事をご参照下さい。

www.diet-soundsgood.com

 

 

 

 

 

3.体質による代謝の影響

人は本来糖も脂質も代謝(分解消費)できますが、先天的にどちらかの代謝が苦手だったり、日頃の生活習慣によってどちらも苦手という体質の方もいます。糖や脂質の代謝が苦手だということはダイエットにおいて必ず必要となる脂肪分解の為の食事制限にハンデがあるということです。

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脂質代謝が苦手な体質

先天的(遺伝的)に脂質代謝が苦手な体質の場合、脂質の「分解・燃焼」によってエネルギー(ATP)生産が得意ではないので脂質を食べる事によって脂肪を蓄えてしまいます

このタイプがダイエットを行う時に気を付けなければならない事は脂質の摂取です。

脂質は身体に必要な必須栄養素ですが、多くとりすぎると「燃やせない・溜め込みやすい」体質なので、体質と合わず苦手とする食事制限は高たんぱく高脂質になりやすい糖質制限です

逆に言うと脂質のトータル摂取量が抑えられるカロリー制限と相性が良いということなのです。

 

 

 

糖代謝が苦手な体質

先天的(遺伝的)に糖代謝が苦手な体質の場合、糖質の「分解→燃焼」によってエネルギー(ATP)生産が得意ではないので糖質を食べる事でより脂肪を蓄えてしまいます

糖代謝が苦手な方は逆に脂質代謝が得意な方が多いので糖質を断つ糖質制限との相性が良いと言えます。つまり糖質制限を行う事で代謝が苦手な糖が身体に入って来ないので
減量中は水を得た魚にように高効率ということです。

しかしカロリー制限では食事量が減りますが食べ物に制約がないので代謝を苦手とする糖質を食べてしまう可能性が高いので上手く減量できない可能性があります

 

 

 

「糖質・脂質」共に代謝が苦手な体質

糖代謝・脂質代謝がどちらも苦手な体質の方がまれにおられます

この場合、糖と脂質のどちらかの代謝が先天的に苦手でその後の食生活の影響によって徐々にどちらの代謝も苦手な体質となり「太りやすく痩せにくい」体質となってしまいます。

この体質の場合ダイエットで痩せるのは難しく結果が出にくいのですが痩せるのが不可能という訳ではありません

糖や脂質の代謝が苦手な体質にマッチする食事制限は食事を減らすタイプのカロリー制限ダイエットです。これは極論「食べなければ痩せる」という体の摂理を生かすしか方法がありません。

 

ご自身の代謝に対する体質が知りたい方は下の記事をご参照下さい。

www.diet-soundsgood.com

 

 

 

 

 

4.気持ちと体質の不一致

ダイエットの食事制限(糖質制限orカロリー制限)と体質によるマッチングがあるように、個人の気持ちによる食事制限の好き嫌いも存在します。体質に合う方法(食事制限)が解っていても、好みの問題で体質に合わない方法(食事制限)を選んでしまうと著しく減量効率が下がり根本的に痩せない可能性があります。

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どうしても糖質制限が苦手

  • あなたの感情
    どうしても甘い物が辞められない、どうしてもお米や麺などの炭水化物が辞められないので糖質制限ができないという人。

  • あなたの体質
    身体は糖代謝が苦手な場合、脂質代謝が得意なのでダイエットを行う上では糖の総摂取量が減る糖質制限ダイエットが向いているという体質。

  • 不一致が起こる場合
    「気持ちは甘い物が食べたい・体質は糖質制限に向いている」という場合、多くの人が感情を優先してカロリー制限ダイエットを選択します
    この場合、感情を優先してカロリー制限ダイエットを行うと食事から糖が入ってくるので体質的に減量効率は下がってしまうのです。

 

 

 

どうしてもカロリー制限が苦手

  • あなたの感情
    どうでしても食事を減らすのは嫌で、3食しっかりと食事がしたいという理由でカロリー制限ができないという人。

  • あなたの体質
    身体が脂質代謝が苦手な場合は糖代謝が得意なことが多くダイエットを行う上では脂質の総摂取量が減るカロリー制限が向いているという体質。

  • 不一致が起こる場合
    「気持ちは3食しっかりと食事がしたい・体質はカロリー制限が向いている」という場合、多くの人が感情を優先して糖質制限ダイエットを選択します。しかしこの場合は、感情を優先して糖質制限ダイエットを行うと食事から脂質が多く入ってくるので体質的に減量効果は下がり痩せ難いという事態に繋がります。

 

 

 

減量時の食事制限の選択方法

  • 効率重視
    ダイエットでの減量効率を最優先する場合は身体が代謝を得意とする栄養素に当てはまる食事制限を選ぶことがベストです。
    身体の効率と気持ちの選択がリンクすると効率が良いダイエットを継続できるので減量効果が非常に高くなります
    まれにダイエット1週間で5キロ減など驚異的な減量効果を体感される方がいるのは身体の特性と気持ちの選択がリンクしているからなのです。


  • 継続重視
    ダイエットでの継続性を最優先する場合は自分ができるという感情を優先した食事制限を選ぶことになります。
    ダイエットを行う上で継続性は紛れもない成功条件の一つなので感情優先の選択は悪くはありません
    しかしもし感情優先で選択した食事制限と体質が得意とする食事制限がリンクしていない場合減量効率は下がり継続している期間の割には減量効果が低くなる可能性が高いのです。

 

つまり体質には得意とする食事制限があるにも関わらず、人は感情で食事制限を選択するということです。

食事制限を行う時に体質と感情の双方が一致すれば減量効果が高まりますが、体質と感情が一致せず体質に合わない食事制限を行うと痩せ難いのです。

人は感情の生き物なので合理的な方法が解っていても感情を優先する傾向があるので「体質と感情」がずれている場合ダイエットは失敗する可能性が高いのです。

 

 

 

 

 

5.加齢による代謝の低下

代謝を大きく下げてしまう原因は加齢であり、加齢に伴う大きな代謝低下要因に「筋肉量の低下・活性酸素の増加・ホルモン分泌の低下」があります。代謝に関わる各要因は老化とも呼べ避けられない要因ですが、ポイントを知り得ることで対策も可能となります。

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筋肉量の低下

加齢に伴う代謝の低下要因の一つに筋肉量の低下があります。筋肉量は30代から減り初め50代~60代で大きく低下します。

筋肉での代謝量は基礎代謝全体中の22%と大きな割合を占めていますので、加齢に伴う筋肉量の低下は大きな代謝低下要因となります。

 

 

 

活性酸素の増加

代謝を低下させる要因として活性酸素は見過ごせない存在です。活性酸素が身体に蓄積すると脂肪や糖を燃やしてくれるミトコンドリアの活性が低下してしまいます。

活性酸素が加齢と共に増加する仕組みは、活性酸素を除去する活性酸素除去酵素(SOD)の生産量が低下することで活性酸素が蓄積されます。

活性酸素の蓄積は体内で活動できるミトコンドリア数が減少することを意味します。

活発なミトコンドリア数が減るということは脂肪や糖を燃焼する場所が減ってしまうことになるので、代謝も低下してしまいます。

 

 

 

ホルモン分泌の低下

代謝に深く関わるホルモンの代表格が性ホルモン「男性ホルモン(テストステロン)・女性ホルモン(エストロゲン)」と成長ホルモンです。

どちらのホルモンにも脂肪燃焼を促進する働きがあり代謝に大きく貢献していますが加齢により分泌量が低下する事で代謝を下げてしまう原因となってしまうのです。

 

性ホルモン

女性ホルモン(エストロゲン)・男性ホルモン(テストステロン)には、それぞれに雌雄の体型を維持し司る働きがあります

その働きの一環に脂肪の燃焼を促す働きがあるのですがどちらのホルモンも加齢に伴い減少することで体型維持が難しくなってきます。

その結果、年老いていくと雌雄の体格差は無くなり男性女性共に似たような太り方になってしまうのです。

 

成長ホルモン

成長ホルモンは子供の成長を促すホルモンですが大人になっても分泌は継続されます。その理由は日々の食事から得られる摂り過ぎたエネルギー源(脂質・糖質)の燃焼を促し肥満を防止するために成長ホルモンは働きます。

成長ホルモンは睡眠中に分泌されますが加齢に伴い「睡眠時間の減少・質の低下」することで成長ホルモンの分泌も低下し代謝が低下してしまいます。

 

「加齢と代謝の関係」について詳しく知りたい方は下の記事をご参照下さい。

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6.痩せない疾患

何をやっても痩せない原因の一つに病(疾患)の存在があります。特に健康の根幹であるホメオスタシス(恒常性の維持)に属する「自律神経系・内分泌系・免疫系」に関与する疾患をお持ちの場合は身体のバランスが崩れてしまっているので正確なダイエットを行っても正常に身体が反応(代謝)してくれない場合があります。身体の原因による肥満を二次性肥満と言います。

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自律神経系に影響が出て太る病

自律神経系に支障をきたす病は「自律神経失調症・うつ病・統合失調症」などの精神疾患です。

病の主な原因は日常生活に潜む「ストレス」で、発散が苦手で蓄積させてしまう人が病に発展しやすい傾向があります

精神疾患を患うと痩せ難く太りやすい理由がストレスによって自律神経の働きに支障をきたしその配下に位置するホルモン分泌を行う内分泌機関に正常な指令が届かず正しいホルモン分泌が行えないので代謝が下がり太りやすく痩せ難い状態となってしまうのです。

 

 

 

内分泌系異常によって太る病

内分泌に不具合が出て太ってしまうことを内分泌肥満と呼び代表的な疾患に「甲状腺機能低下症・成長ホルモン分泌不全症・クッシング症候群」などがあります。

内分泌は代謝に必要なホルモンを分泌する機関なので、内分泌に異常が出てしまうと正しいホルモン分泌が出来なくなってしまい正しい代謝反応が起きなくなってしまいます

つまり内分泌疾患を患うと代謝が下がる可能性が高く太りやすく痩せ難い体質になってしまう可能性が高いのです。

 

 

 

免疫系異常によって太る病

自己免疫疾患という免疫機能が亢進し過剰に体内組織を攻撃することで肥満を誘発してしまう病に「橋本病・バセドウ病」があります。

橋本病は自ら甲状腺を攻撃し続けてしまい最終的に甲状腺機能低下症を引き起こすことで代謝を下げてしまいます

バセドウ病は逆に甲状腺機能を亢進させてしまい代謝が上がりますがエネルギー消費が激しい為食欲も大きく向上してしまうので食べ過ぎて太ってしまう人もおられます。

 

実際に痩せない方の中にはこれらの疾患を患っておられる可能性が多々ありますので、正しいダイエットを行っても痩せない場合は医師に相談し検査することをお勧めします。

 

更に詳しく「痩せない病気」について知りたい方は下の記事をご参照下さい。

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以上でダイエットしても痩せない原因「恒常性・体質と代謝・疾患」についての記述を終えさせて頂きます。

痩せない主な原因は身体に備わるセイフティの仕組みが働く事で痩せなかったり、または代謝に関する仕組みが「体質との相性・正常に働かない」ことです。

もしあなたのダイエットが行き詰まってしまったら一度自分の身体を分析してみてはいかがでしょうか🌸

ダイエットを根本的に妨げる「痩せない病気」を徹底解説

「ダイエットしても痩せない」という方は一定数おられます。その原因の多くはダイエットに不利な身体状態、すなわち代謝に影響を与える疾患をお持ちの方が多いのです。代謝に影響を与える疾患には「自律神経系・内分泌系・免疫系」に関わる物があります。西洋医学では「自律神経・内分泌・免疫」の3つをホメオスタシスの三角形と呼び、我々の健康を支えるためのシステムとして働いています。
このシステムの各カテゴリーで病を発症し支障きたすことで太るのはもちろんのこと、3つのカテゴリーの内どこか一つに異常をきたすことで身体のバランスが崩れてしまい更なる肥満を誘発してしまうこともあるのです。

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この記事ではダイエットを行っても「痩せない」疾患に関する「知識・種類・メカニズム・解決方法」を皆様にシェアさせて頂きます。

 

 

目次

 

 

 

 

1.自律神経系疾患とダイエットの関係性

自律神経系は内分泌系と同調し身体のホルモンバランを調節し内臓での代謝をコントロールして生命を維持する重要な機関です。自律神経系が不調をきたすと正しいホルモン分泌が行えない為、正しい代謝が起き難く痩せにくい場合があります。

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指令を伝達する自律神経

まず自律神経には「血管収集・心拍数増加」などの興奮緊張状態に導く交感神経と「消化促進・血圧降下」などの安静状態に導く副交感神経2つの神経から構成されており互いに相対的な働きをしています。

自律神経は生命維持に必要不可欠な「循環・呼吸・消化・発汗・体温調節・内分泌・代謝・生殖機能」を制御しています。

つまり身体の機能をコントロールする神経で日々の生理活性(ホルモン分泌)を行うための指令を伝達する機関です。

すなわち自律神経は身体の仕組みで痩せる「ダイエット」においても非常に重要な働きをするということです。

 

 

 

自律神経失調症

自律神経失調症は有名な疾患ですが実は正式なガイドラインに記載されている正式な病名ではありません。

自律神経失調症は「ストレス・生活習慣・ホルモン」の影響を受ける事で自律神経の働きが乱れて辛い症状が認められている状態を言います。

しかしこれは自律神経が乱れている状態であって病ではないと日本の医療では定義されています。

 

 

 

太りやすい心の病

肥満を誘発しやすい精神疾患の代表が「うつ病」と「統合失調症」です。

どちらの疾患にも「意欲が無くなる・無気力・無関心」などの行動意欲が減り運動量が減りやすい傾向にあります。

そして「抗精神病薬。抗うつ剤」の薬理作用によって食欲が増加したり便秘になりやすくなったりするので太りやすいのです。

 

うつ病と肥満の関係

うつ病患者が太りやすい理由は「ストレスによる過食」「無気力による運動量の低下」「抗うつ剤による薬理作用」によるものです。

うつ病の状態とは脳内の神経伝達物質で感情や行動意欲の素となる「ノルアドレナリン」や「セロトニン」の生産や分泌が低下し機能が低下している状態を指します。

この状態に至るには生活環境による日々のストレスや大きなショックを受けた出来事など要因は多義にわたり、常にストレス過多の状態なのです。

つまり身体は自身を守る為にストレスを低減させる行動を取らせようとし、その行動の一つがうつ病患者に多く見られる「過食」です。

さらに脳内の神経伝達物質が低下していることによって気力がなくなり運動量が低下します。最後に医師による抗うつ剤処方により食欲が増加します。

 

統合失調症と肥満の関係

統合失調症患者が太りやすい理由はうつ病患者の理由とほぼ同じです。

それは「ストレスによる過食」「無気力による運動量の低下」「抗精神病薬による薬理作用」によるものです。

統合失調症の詳細な原因は現段階では分かっていませんが、発症のきっかけはやはり生活環境の変化や大きなショックを受けたこととされております。

環境変化やショックな出来事は、常にストレスを生み出しますので過食に繋がりやすく、また感情や行動意欲の低下に関してはドーパミンとセロトニンの分泌バランスが崩れているために起こり運動量の低下に繋がります。

そして抗精神病薬の影響によって食欲の増加や便秘になりやすく太りやすいのです。

 

精神安定剤(抗うつ剤・抗精神病薬)が太る仕組み

太る可能性のある西洋薬を挙げると「ジプレキサ・レクサプロ・クエチアビン・リフレックス・デパケン・パキシル・ドグマチール・リボトリール」などがあります。

これらのお薬を飲むと太りやすくなる理由は、薬効による抗ヒスタミン作用によって食欲を増加させるグレリンというホルモンの分泌を促進するためです。

その結果、お腹が空きやすく満腹感が得られない状態になりやすく糖質やカロリーの過剰摂取となり太ってしまうのです。

さらに脂質代謝の抑制も行ってしまうので代謝も低くなりやすいのです。

 

 

 

心の病が痩せない原因と改善

精神疾患の方の主な肥満原因は「代謝低下(ストレス・不眠)」・「過食(ストレス・薬理作用)」・「運動不足(行動意欲の低下)」・「便秘症状(薬理作用)」によるものです。

ここで大切なことはストレスを要因として自律神経に影響が出ており代謝に深く関係する内分泌にも影響が出ているということです。

つまり既に代謝が低い可能性がありそこに行動意欲の低下による消費カロリーの減少と薬理作用による食欲の増加が足されているので非常に太りやすい体質だということを認識する必要があります。

この状況を少しでも緩和するには辛い事かもしれませんが、過食を自分の意識で辞めること、意欲が湧かなくても健康のために少しでも運動をすることです。

そして最終的には病を治し立ち直る必要があるため、自分の意思をドクターに伝え病に支障が無い範囲で徐々に肥満原因となるお薬を減らしていく必要があります。

 

 

 

 

2.内分泌系疾患とダイエットの関係性

内分泌とはホルモン分泌のことで主に「視床下部・下垂体・甲状腺・副甲状腺・膵臓・副腎・清掃卵巣」から分泌されます。これらのホルモンを分泌する部位が異常をきたすと正しいホルモン分泌が行えない為、正しい代謝が起き難く痩せにくい場合があり、これを「内分泌肥満」と呼びます。

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内分泌肥満とは

脂肪を燃やす為に必要な代謝が「内分泌機関の異常」によって起こらないこと、あるいは起こり過ぎることを言います。

代謝は身体の内分泌機関から放出されるホルモンによって起こりますが、内分泌肥満の場合は内分泌機関が異常をきたし正しいホルモン分泌が起こらず「未分泌・異常分泌」が起こり正常な代謝反応が起こらなくなる病です。

もし正しい食事制限を行っても運動を頑張っても痩せない場合には病院でのホルモン検査を受けることをお勧めします。

 

 

 

ダイエットを阻害する内分泌系疾患

ダイエットの障壁となり減量にマイナスとなる内分泌に関する代表的な疾患と原因を説明させていただきます。

代表的な病には「甲状腺機能低下症・成長ホルモン分泌不全症・クッシング症候群」などがあり、いずれもホルモンの分泌が正常に行われない内分泌疾患となります。

 

甲状腺機能低下症

甲状腺の機能すなわち甲状腺ホルモン(トリヨードサイロニンFT3)には「筋肉(骨格筋)でのエネルギー消費促進」「褐色脂肪細胞での熱生産(脂肪燃焼)促進」「白色脂肪細胞でもアドレナリン受容体増加(脂肪分解促進)」という日々の代謝を促す働きがあります。

しかし甲状腺機能低下症では甲状腺ホルモンの分泌低下により「エネルギー消費の低下」「脂肪燃焼の低下」「脂肪分解の低下」が起こるため、太りやすく肥満に繋がってしまいます。

 

成長ホルモン分泌不全症

成長ホルモンは「脂肪の分解促進(HSL活性化)」「脂肪の燃焼促進(脂質代謝亢進)」という作用によって脂肪の燃焼を促してくれています

しかし成長ホルモン分泌不全症を発症すると成長ホルモンの分泌が低下してしまうため「脂肪の分解低下」「脂肪の燃焼低下」という脂肪が燃えにくい身体となってしまい痩せ難く太りやすい体質になってしまいます。

 

クッシング症候群

副腎皮質ステロイドホルモンコルチゾールが過剰に分泌されていしまうのが「クッシング症候群」という内分泌疾患です。

特徴としては顔が丸く満月のような輪郭を形成し体幹部を中心に脂肪を蓄えるので体型も丸くなります。

コルチゾールの影響によって脂肪の増加を促したり、インスリン分泌抵抗性を増加させることで中性脂肪の合成促進食欲増加作用によって太りやすい体質になってしまいます。

軽度のクッシング症候群は一般的な生活習慣病の特徴と見分けがつきにくいのも特徴です。

 

男性性腺機能低下症

男性ホルモン(テストステロン)には男性らしい体格を維持するのに必要なホルモンです。

テストステロンが減少することで体脂肪が増えてしまうことから男性性腺機能低下症による男性ホルモンの低下は肥満を招きます。

主な原因は「視床下部の下垂体系の異常によるFSH(卵胞刺激ホルモン)分泌障害・精巣自体の障害・前立腺がん治療薬(男性ホルモン阻害および低下)」となり、「男性更年期障害」は加齢が原因です。

 

女性性腺機能低下症

女性ホルモンには女性らしい体形を維持するために代謝を促し脂肪を小さく保つ働きがあります。

女性ホルモンのエストロゲンが減少することで女性らしい曲線美は失われ体脂肪が増加することから女性性腺機能低下症は肥満の原因となります。

主な原因は「視床下部の下垂体の異常・卵巣系の障害・抗エストロゲン薬(エストロゲンを低下させるお薬)」によるものと加齢による「女性更年期障害」です。

 

 

このように内分泌肥満と呼ばれる病の特徴は体内での生理活性物質であるホルモンの分泌に影響を与えることで正しい代謝が起こらないものがほとんどです。

上記に記述した疾患は代表的な物で他には「インスリノーマ・多嚢胞性卵胞症候群」などでも肥満に至る場合があります。

もしダイエットを行っても「全く痩せない」という結果に至る場合は一度ドクターに診察してもらうことをお勧めします。

それは、お薬を併用することで内分泌機能が正常に近くなり正しいダイエットを行えば痩せる可能性があるからです。

 

 

 

 

3.自己免疫系疾患とダイエットの関係性

自己免疫疾患とは免疫機能に支障(免疫過剰・免疫低下)が出る病です。自己免疫疾患を解りやすく説明すると守る役割を果たす免疫が過剰に反応し自分の身体を攻撃してしまう病です。ダイエットに影響し痩せ難い疾患は代謝に大きく関わる甲状腺の機能を狂わせる疾患です。

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自己免疫疾患から肥満になる場合

自己免疫疾患で肥満を招く代表的な疾患は甲状腺機能に影響を及ぼす「橋本病」と「バセドウ病」の2つです。

橋本病は甲状腺を自らの抗体で攻撃し甲状腺機能を低下させていく病で、甲状腺機能が低下することは代謝の低下を意味しますので、おのずと太りやすく痩せにくい体質になってしまいます。

バセドウ病は橋本病とは真逆の症状で甲状腺機能を亢進させる病です。亢進とは過剰に進みすぎるということで、この場合甲状腺ホルモンが分泌され過ぎて代謝が上がり過ぎることを意味します。

バセドウ病は新陳代謝が上がり過ぎることでエネルギー消費が多くなり痩せられる方が多いですが、食欲も増加しますので消費と摂取のバランスが崩れた時に肥満を誘発します。

 

 

 

代謝に影響を与える橋本病

橋本病(慢性甲状腺炎)は自己免疫機能に異常をきたし身体を守る為の免疫機能である「抗サイログロブリン抗体(Tg抗体)・抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(抗TPO抗体)」が甲状腺を攻撃し慢性的な炎症状態になる病です。

橋本病には甲状腺機能が「正常の物」と「低下している物」の2つがありますが、正常の物でも疾患の特性上いずれは甲状腺機能が低下し代謝が下がり肥満を招きます

橋本病は女性に多く30代から60代で表れやすい症状で成人女性の30人に1人の割合で発症している言われています。

 

甲状腺機能正常の橋本病の場合

橋本病患者の約70%は甲状腺機能が正常と言われています。しかし橋本病を患っている場合は自己免疫機能異常により甲状腺の攻撃が徐々に進行する為、年齢を重ねるごとに甲状腺機能低下症を併発してしまいます。

その結果、甲状腺機能低下症と似たような状態となってしまうので代謝が大きく低下し太りやすく痩せにくい体質となってしまいます。

 

甲状腺機能低下症の橋本病の場合

橋本病患者の約30%は病の進行が進み、既に甲状腺機能低下症を併発していると言われています。

甲状腺機能が低下すると糖や脂質を代謝するために分泌される甲状腺ホルモンの分泌が低下し全身の基礎代謝が下がってしまい「太りやすく痩せ難い」状態になります。

甲状腺機能低下型の橋本病の場合何をやっても痩せることは難しい為、太らないように食事量をコントロールすることが重要です。

 

 

 

代表的な橋本病の症状

甲状腺を攻撃されているので甲状腺が腫れます。敏感な人ではのどに違和感を感じたり、食べ物が飲み込みにくいと感じるい方もおられるようです。

そして甲状腺ホルモンの分泌低下により、体内での脂肪や糖の燃焼による熱生産も低下するので体温が低く寒さに敏感になります。

食欲が無い(あまり食べていない)のに太ってしまうことや、便秘になりやすいのも橋本病の特徴ですので、これらの異常を感じたら医師に診てもらうことをお勧めします。

 

 

 

痩せない橋本病の治療

橋本病は甲状腺を自らの免疫機能の暴走で攻撃してしまう自己免疫疾患です。治療で大切なことは今以上に攻撃を促さないことです。

甲状腺への攻撃を促してしまう物に「ヨード」と呼ばれる物がありますが、ヨードは昆布やワカメなどにの海藻類に多く含まれています

日本の食文化は海産物や昆布ダシを多く食べるので、あらゆる食べ物にヨードが含まれています。

つまり橋本病では日々の食事からヨードを摂り過ぎないようにすることが先決です。

 

甲状腺機能正常の場合

厚生労働省が提唱する1日のヨード摂取量は、推奨値0.13㎎で上限が2.2㎎となっています。しかし日本人の平均ヨード摂取量は0.5㎎~3㎎となっており、厚労省の上限値を超えてしまっています。

このように我々日本人はヨードを摂り過ぎている環境下におかれていますので、橋本病の方には良くない環境なのです。

甲状腺機能が正常の橋本病の場合はヨードの摂取を制限し病の進行を抑えることがとても重要なことです。

 

甲状腺機能低下症の場合

甲状腺機能低下している橋本病の場合もヨードの摂取制限は作用機序を考えると必要です。

しかし既に甲状腺機能が低下し、甲状腺ホルモンの分泌が少ない状態になっている、あるいは甲状腺が破壊されホルモンの合成自体ができない状態もありえます。

その場合は病院で処方される甲状腺ホルモン剤を飲むことで足りないホルモンを補うことで症状は改善されます。

しかしお薬を飲んでも甲状腺自体が治ることは無いので飲み続ける必要があります。

 

 

 

代謝を亢進させるバセドウ病

甲状腺機能を低下させる橋本病とは対極を成すのが甲状腺機能亢進症と呼ばれるバセドウ病です。

バセドウ病は、甲状腺を刺激する異常な抗体(TSH受容体抗体:TRAb)が作られ、甲状腺刺激ホルモンの代わりに甲状腺を刺激し無制限に甲状腺ホルモンを作り続ける疾患です。

甲状腺機能が亢進してしまうので代謝が上がり過ぎてしまいエネルギーを消費し続けてしまうので「微熱・多汗・イラ立ち・動悸・体重減少」を招きます

痩せる人が多い一方でバセドウ病の30%の人は代謝より食欲が勝り太ってしまう人がおられます。

 

バセドウ病の症状

まず、首にある甲状腺が腫れ、目がぎょろっと出る「眼球突出」が起こったり、脈拍が健常者では1分間に60~90のところをバセドウ病では90以上の脈拍になることもおおく、過剰に鼓動する「動悸」がある人もおられます。

そして代謝亢進により新陳代謝が進み過ぎて「発熱・発汗」を起こしたり、皮膚が痒くなったりします。

安静時にも代謝は亢進されているのでエネルギーは消費され「疲れやすい」と感じる人も多いです。

 

バセドウ病の治療

代謝が亢進してしまうバセドウ病の治療には、甲状腺ホルモンを正常値に維持する治療を行います。

薬物療法「抗甲状腺薬」・アイソトープ治療「放射性ヨウ素治療」・手術「甲状腺の切除・甲状腺ホルモン剤」の3つの方法があります。

どの治療を選ぶかは、その人の「病状・年齢・性別・社会的状況」により異なり、医師の判断にゆだねられますので甲状腺機能に不安がある方は甲状腺に詳しい病院にて検査を行うことをお勧めします。

 

 

 

 

4.痩せない疾患とホメオスタシスの繋がり

恒常性(ホメオスタシス)を形成する「自律神経・内分泌・免疫」に関わり肥満を導く病が「太りやすく痩せにくい体質」を作ります。これらの疾患は疾患そのものが痩せない原因になるだけでなく恒常性を構成する重要なパートということを考えると1つの疾患が恒常性のバランスを悪化させてしまうことでも肥満に繋がるということです。

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ホメオスタシス全体を診る=最上級の代謝異常の改善方法

ホメオスタシス(恒常性)は「自律神経・内分泌・免疫」の3つのバランスを取り合って機能しています。

仮に内分泌系の疾患を患っとすると基本的には内分泌疾患に対し治療を行いますが、ホメオスタシスは各セクションでバランスを取り合っているので、内分泌にダメージがあると自律神経や免疫が内分泌の分もフォローするように働きかけているのです。

すなわちホメオスタシスの機能を全体的に診るならば内分泌の治療を行いながら自律神経や免疫にもアプローチするとより効果的だということなのです。

疾患による肥満は「自律神経・内分泌・免疫」の何処かのセクションに支障きたす事で起こりますがホメオスタシスのバランスが崩れることでも起こるので、疾患による肥満にアプローチするには疾患を診るピンポイントな治療と、繋がり関連しあうホメオスタシス全体を診る総合的なケアが重要となります。

 

 

 

食事でホメオスタシスをケアする

  • 自律神経系自律神経にとって良い食べ物は「乳製品・バナナ」です。牛乳やチーズなどの乳製品には、安息を促すセロトニン(別名:幸せホルモン)の原料となるトリプトファンが含まれています。そしてバナナはセロトニンの合成に必要な「トリプトファン・ビタミンB6・炭水化物」材料が全て含まれており自律神経系のケアには適した食材と言えます。


  • 内分泌系:内分泌機関から分泌されるホルモンは体内のコレステロールを原料として生産されています。しかし女性のダイエットにとって最も重要な女性ホルモン(エストロゲン)は加齢と共に減少してしまいます。女性ホルモンは増やす事ができないので食事から類似効果が期待できるイソフラボンを補う事が最善の方法とされています。


  • 免疫系:免疫を高める代表的な食べ物は「きのこ類・乳酸菌」です。シイタケやタモギタケなどのキノコ類にはβグルカンと呼ばれる免疫力を高める成分が含まれています。そしてヨーグルトや乳製品に含まれる乳酸菌は腸管免疫と呼ばれる病原菌やウイルスによる健康被害を予防をしてくれる免疫機能を高めてくれます

 

 

ホメオスタシスには睡眠がとても重要

睡眠は熟睡を指す「ノンレム睡眠」と覚醒の準備を指す「レム睡眠」の2種類の睡眠で構成されています。

そして「自律神経・内分泌・免疫」の3つの機能を高める睡眠がノンレム睡眠なのです。

ノンレム睡眠時には自律神経は休みつつ機能し、内分泌はホルモンを生産し、免疫は身体を細胞レベルで修復しています。

つまり質の良い睡眠は「自律神経・内分泌・免疫」の3つの機能をサポートする時間なのでホメオスタシスにとって、とても重要な生命活動なのです。

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 以上で「何をやっても痩せない原因となる病」に関する記述を終えさせて頂きます。

「自律神経・内分泌・免疫」に関わり代謝に影響を与える疾患を患ってしまうことでダイエットをどんなに頑張っても痩せれない方はおられます。

この場合、重要な事は痩せない原因となる疾患を見つけ早期にお医者様で治療を行うことと、恒常性の繋がりを考え恒常性全体をサポートしてあげることが代謝異常を改善する一番のポイントです。

もし、正しいダイエットを行っても痩せない場合は一度お医者様にて血液検査やホルモン検査を行うことをおすすめします。

お医者様に行く事で痩せない本当の原因が見つかり、あなたのダイエットに突破口が見つかるかもしれませんよ🌸

 

「睡眠不足は痩せない」不眠がダイエットに与える影響と改善方法

「寝つきが悪い・眠りが浅い・寝られない」などの寝不足や不眠を患っている方は太りやすく痩せ難い体質となってしまいます。睡眠は人間にとって生きる為に必要不可欠な生命活動の一部で、その睡眠に支障をきたすと身体の仕組みにより身体を守ろうとします。その機能の一部が身体の代謝を下げてエネルギー消費量を下げ、食欲を上げることでエネルギーをより蓄えようとするので不眠の方はダイエットを行っても痩せ難いのです。正しく痩せるにはまず眠りを改善し代謝を改善しましょう。

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この記事ではダイエットと不眠の関係性「仕組・環境・影響・改善方法」について皆様にシェアさせて頂きます。

 

 

目次

 

 

1.不眠に陥る仕組み

不眠に陥ってしまう原因は人間に元々備わっている睡眠の仕組みを阻害してしまうことです。睡眠を構築する仕組みには「概日リズム」と「睡眠の恒常性」があり概日リズムはその日1日の睡眠スケジュールを、睡眠の恒常性は眠る為のホルモン分泌を担います。これらの機能に支障が出た時睡眠障害になってしまうのです。

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人は本来自然に眠れます

人の睡眠は上記の通り概日リズムが1日の睡眠スケジュールを決定し、睡眠の恒常性が概日リズムの指示を行動に移すことで日々の睡眠は構築されます。

つまり本来人には自然に眠る為の仕組みが備わっているので眠れないということはどこかに異常があるということです。

 

概日リズムとは

概日リズムとは地球の24時間周期に人間が持つ25時間周期の体内時計を同調させるシステムです。

朝目覚めると共に概日リズムはリセットされ1日の睡眠スケジュールを決定します。

このリズムによって日が暗くなる頃から眠るための準備に取り掛かり「メラトニンの分泌」や「深部体温の低下」の支持を出し眠りに誘います。

 

睡眠の恒常性とは

概日リズムが睡眠の司令塔だとすると、実際に睡眠に関わるホルモン分泌などの身体の生理活性を担当するのが睡眠の恒常性(ホメオスタシス)です

睡眠の恒常性には日々の睡眠を促すホルモン分泌や体温調節を行うだけでなく、概日リズムによって得られた睡眠が不足した場合に不足分を補う為に働くフィードバック機能も有しています。

 

この「概日リズム」と「睡眠の恒常性」という2つの仕組みによって我々の日々の睡眠は構築されています。

更に詳しく睡眠の仕組みについて知りたい方は下の記事をご参照下さい。
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眠る仕組みの乱れが不眠の始まり

上記の通り人には概日リズムと睡眠の恒常性によって自然に眠れるのです。

しかし概日リズムが影響を受けることで眠りのスケジュールに狂いが生じたり、睡眠の恒常性に影響を受けることで生理活性が正しく行われないことで眠れなくなってしまいます。

 

概日リズムの乱れによる不眠

概日リズムに大きな影響を与えるものに同調因子というものがあります

同調因子には「光・食事・運動」などがあり、適切なタイミングで同調因子による刺激を受けることで概日リズムは機能します。

しかし、適切でないタイミングで同調因子による刺激を受けてしまうと概日リズムによるスケジュールに狂いが生じてしまうので不眠に繋がってしまうのです。

 

睡眠の恒常性(ホメオスタシス)の乱れ

睡眠のホメオスタシス、つまり恒常性とは「自律神経・内分泌・免疫」という3つの代表的な体内機関によって構築されています

睡眠の恒常性に大きな影響を与えるのが日常生活に潜むストレスです。ストレスはまず指令を伝達する自律神経に影響を与えます。

そうすると寝る為のホルモン分泌を行う内分泌が正しく働かなくなり不眠に繋がってしまうのです。

不眠などの睡眠の影響は「概日リズム」と「睡眠の恒常性」のどちらか、または両方にに影響を受けることで起こります。

更に詳しく不眠の仕組みについて知りたい方は下の記事をご参照下さい。

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加齢による不眠の仕組みと割合

生理活性的な不眠の仕組みとしては加齢によって眠る準備を行うホルモンのメラトニン分泌量が低下します。

具体的には10代から20代の思春期頃にはすでに低下しており、40代を迎える頃にはメラトニン分泌量のピークの1/5程度と少なくなるので中高年になると「寝つきが悪くなる・夜何度も目が覚める」などの睡眠障害が増えるのです。

さらに高齢になるとメラトニン分泌量低下に加え、睡眠不足や生活環境の変化による精神疲労の増加や退職などに伴う肉体疲労の減少も伴いより眠り難い条件が揃うことで不眠に陥りやすくなります

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2.不眠になりやすい環境

本来人間には自然に眠る為の仕組みが存在しています。眠れなくなるということは眠る為の仕組みを阻害してしまっているということです。そして眠る為の仕組みである「概日リズム」や「睡眠の恒常性」を阻害してしまうのは主に生活環境や生活習慣内に潜む覚醒因子とストレスなのです。

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概日リズムを狂わせる生活環境

概日リズムは同調因子という「光・食事・運動」などの覚醒をもたらす刺激と、本人の意思の影響を大きく受けます。

例えば寝る前に覚醒作用のある同調因子による刺激をうけると睡眠導入へのリズムが崩れたり、「今日はもう少し起きていよう」という本人の意思によってもリズムは乱れ寝つきが悪くなったり眠れなくなったりします

  • 生活リズム(意思)眠りを妨げる本人の意思の力は大きく簡単に概日リズムに影響を与え睡眠スケジュールを狂わせます
    睡眠への導入は起床にも大きく左右されますので夜眠くなった時は無理に夜更かしをせず身体の指示に従い眠ってしまう方が賢明です。


  • ブルーライト(覚醒):概日リズムは太陽光の影響を大きく受け覚醒を促します。日中眠くならず、日が暮れると眠くなるのは光が作用しているからです。
    しかし太陽光とほぼ同じ光にブルーライトがあり、ブルーライトは「PC・スマホ・LED照明・テレビ」などから発せられており、昼夜限らず我々は強い光を浴びていること同じ環境にいます。つまり文明の発達によるブルーライトによって概日リズムは狂い不眠に陥る方が増えているのです。


  • 食生活(覚醒)概日リズムは朝・昼・夜と規則正しい食事の摂取によってもコントロールされています。飲食に関わる同調因子で覚醒を促してしまうものにカフェインやアルコールがあります。
    これらの覚醒物質を寝る前に摂取してしまうと概日リズムを狂わせ眠れなくなることがあります。

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ストレスが睡眠の恒常性を狂わせる

概日リズムの支持を実行する睡眠の恒常性に大きな影響を与えるものにストレスがあります。

恒常性(ホメオスタシス)とは「自律神経・内分泌・免疫」の3つの体内機関から成り働いています。

しかしストレスの影響を受ける事で指令の伝達を担う自律神経の働きに影響が出てしまうため、自律神経からの指令を受けて眠る為のホルモン分泌などを行う内分泌にも影響が出てしまい不眠に繋がってしまうのです。

 

生活環境にまつわるストレス

日常的なストレスの原因の多くは仕事や学業などの人生を取り巻く生活環境に存在しています

学生には学生生活なりのストレスがあり、社会人には社会に出て責任を背負いながら仕事をするというストレスがあり、辛い思いをしている方もおられると思います。

 

人間関係にまつわるストレス

日常のストレスは仕事や学業などの生活環境だけではありません。

日常的に接する人とのつながりも付き合い方を間違えると大きなストレスとなります。身近な人間関係の代表格には「夫婦・恋人・友人・両親・親戚・仕事仲間・お客様」などがあり、ほぼこの人間関係内で人的ストレスは発生しています。

 

 

 

ダイエットが睡眠に与える影響

ダイエットを行うことで「寝つきが悪くなる・眠れない」などの睡眠障害が起こる方もおられます。

ダイエットにまつわる不眠の多くは食事制限から成り、今まで通り食べられないストレスや食事量が減ることによる概日リズムのスケジュールの変化によって今まで通りに眠れなくなると考えられています。

  • ストレスの蓄積:ダイエットに食事制限は付き物ですが、ここをきっかけ「食べられないストレス・楽しくないストレス・痩せられないストレス」などの好ましく無い方向へダイエットが進み大きなストレスを抱えてしまう人もおられます。


  • 栄養バランスの変化:食事制限の種類によっては今までの規則正しい3食の食事を減らす場合がありあます。
    この場合3食の食事からの栄養の摂取も概日リズムを刺激する同調因子となりますので、食事の回数が減ることで概日リズムが今まで通りに働かない可能性もあります

 

 

 

女性ホルモンと睡眠の関係

女性はプロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲンという2つの女性ホルモンを有し生活しています。

エストロゲンは女性らしさプロゲステロンは母親になるためのホルモンとして機能し、生理前の時期となり排卵すると、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌によって起こる高温期は体温が通常よりも高くなります。

しかし、この体温の上昇に伴い睡眠導入のための深部体温も下がり難くなってしまうので寝つきが悪くなる場合があります。

この時期に睡眠の質が下がる事によって代謝を促すホルモンの分泌量も低下し太りやすくなる女性もおられます。

女性ホルモンについて詳しく知りたい方は下の記事をご参照下さい。

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3.不眠がダイエットに与える影響

「寝つきが悪い・眠れない」などの不眠に関連する睡眠の質の低下は身体の代謝を下げて、なおかつ食欲を増加させてしまいます。つまり太りやすく痩せにくい体質になって
しまうのでダイエットを行っても痩せ難く結果が出難い状態になります。

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不眠が作り出す肥満体質

睡眠は生命活動を維持する為に必要不可欠なものです。その睡眠状態が悪化することは健康状態の悪化を指し示します

健康が悪化すると身体を守ろうと行動しその守る行動が「エネルギーを貯める」ことなのです。

エネルギーを貯めるには消費を抑え、補給を促すことになり、それが「代謝を下げる=消費を抑える」「食欲の増加=補給を促す」という非常に太りやすい体質を作り出すことなのです。

  • 食欲を増加させるグレリンの分泌:睡眠状態が悪化すると身体を守る為に食欲を増加させようと身体が働きますが、その働きを促すのが食欲を増加させるグレリンというホルモンです。
    このグレリンの分泌によってエネルギー源の補給を促すパートを構築します。


  • 成長ホルモンの分泌減少による代謝低下:睡眠ステージⅢ~Ⅳの深い睡眠時に分泌され代謝を促すものが「成長ホルモン」です。
    しかし睡眠の質の低下や不眠によって成長ホルモンの分泌は低下しダイレクトに代謝を低下させます


  • 甲状腺ホルモンの分泌低下による代謝低下甲状腺ホルモンは脂質代謝を促してくれる代謝亢進の代表的なホルモンです。
    甲状腺ホルモンの分泌は睡眠中に分泌される甲状腺刺激ホルモンによって行われますが睡眠状態の悪化によって分泌は低下します


  • 性ホルモンの分泌低下による代謝低下男性ホルモンや女性ホルモンという代謝に大きく関わるホルモンは性腺刺激ホルモンによって分泌されます。
    しかし睡眠状態が悪化すると性腺刺激ホルモンを分泌する脳下垂体・視床下部が疲労し分泌に支障をきたします

 

 

 

不眠は太りやすく痩せにくい体質を作り出す

睡眠状態の悪化が招く身体を守るセーフティー機能によって「グレリン分泌:食欲増加」と「ホルモン各種分泌低下:代謝低下」という痩せ難く太りやすい状態を作出します。

このセーフティー状態では通常の正しい代謝反応が起こっていないといことになりますので、この状態で正しいダイエットを行っても正しく身体が代謝反応を起こしていないので痩せ難いのです。

 

 

 

 

4.痩せるための不眠の解決方法

眠りが浅かったり眠れないという不眠状態では痩せ難く太りやすい体質なのでダイエットを行っても上手く痩せることは難しいです。ダイエットで結果を出したいのなら生活リズムと生活環境を正し、睡眠の質や不眠を解決して痩せない代謝状態を改善する必要があります。

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まずは自然な睡眠を導入する

人は本来自然に眠りに付く仕組みを持っています。

自然に眠るには睡眠のスケジュールや指示を出す概日リズムを正常に働かせることと
眠るためのホルモン分泌を行う睡眠の恒常性を正常に働かせることです。

 

生活リズムを整え概日リズムを正す

概日リズムは「朝起床し朝日を浴びる事でリセット」され、「日が落ちた事を感知し眠るに付くたの準備を行う」体内時計です。

ポイントとしては「朝決まった時間に起きること・3食決まった時間にたべること・夜間に覚醒を促す行動は避けること」です。

概日リズムは日常の刺激をもとに睡眠スケジュールを決定する体内時計なので覚醒を促すブルーライトやカフェイン、アルコールなどの夜間(寝る2~3時間前)の摂取は控えましょう。

JINS SCREEN

 

 

日常のストレスを低減し睡眠の恒常性を正す

恒常性は「自律神経(指示伝達)・内分泌(ホルモン分泌)・免疫(防御機能)」の3つの体内機関で構成されています。

ストレスは自律神経に影響を及ぼすので眠る為のホルモン分泌を担う内分泌も影響を受けてしまいます。

ストレスは仕事などの生活環境や家庭などの人間関係から生まれるものなので、ストレス源となる環境や人間関係を今までより良好になるように努めることで日常生活に楽しさが生まれ日々のストレスは低減されます。

さらに詳しく良い眠りに付く方法を知りたい方は下の記事をご参照下さい。

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ダイエットのストレスを緩和する

ダイエットはなかなか減らない体重や食事制限によってストレスが溜まり寝つきが悪くなったりする方がおられます。

しかし一番大切な事はダイエットをストレス因子にせず減量を楽しむことです。そもそもダイエットがストレスになってしまう多くの方は痩せることを目的にしてしまっています。

ダイエットをストレスにしないポイントは何故痩せたいのかを明確にすることです。例えば「綺麗になりたいから痩せたい・健康になりたいから痩せたい・海に行くために痩せたい」など痩せて達成したい目標を持つことです。

そうすることで憧れ(目標)に近づくために必要なダイエットに対するモチベーションが高まり痩せていく過程が楽しくなります

大切なことは痩せることを目標にせず、「痩せてなりたい自分像」や「痩せて成し遂げたい事」を目標にすることでモチベーションを上げることなのです。

さらに詳しくモチベーションについて知りたい方は下の記事をご参照下さい。

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それでも眠れない時は

眠る為に生活リズムや食習慣を整え、生活環境でのストレスの低減に努めたとしてもなかなか睡眠状態が改善されないという人もおられると思います。

その原因はやはりストレスの改善が不十分かもしれません。その理由はストレスが生まれる環境や人間関係を早期に解決することは難しいからです。

しかし眠りは生命維持に必要な生命活動なので自然の物由来で身体にやさしい睡眠導入を促してくれるアイテムを使用するというのも一つの方法です。

ピースナイト

 

以上で睡眠不足とダイエットの関係性についての記述を終えさせて頂きます。

睡眠の質が悪かったり、ぐっすり眠れていない方がダイエットを行っても痩せにくいのは、睡眠に影響が出る事で起こる大きな代謝の低下が原因でした。

正しいダイエットを行って正しく痩せるには眠りを正す必要がありますので、ダイエット中の方や減量を考えている方は是非良質な睡眠が取れるように行動してみて下さい🌸

良質な睡眠がダイエットの効率を上げる「睡眠と代謝の関係性」

ダイエットと睡眠には切っても切れない関係があります。それは睡眠のサイクル中のノンレム睡眠、いわゆる「熟睡中」に代謝を促すホルモンが分泌されるからです。つまり質の良い眠りに付くことで科学的にダイエットに有利な状態を作り出す事ができ、逆に眠りの質が良くないとダイエットに不利な状態となってしまうので、効率の良い減量を実現するためにも質の良い眠りに付く行動を取ることはとても大切なことなのです。

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この記事ではダイエットの減量効率を上げる良質な睡眠の「効果・仕組み・方法」について皆様にシェアさせて頂きます。

 

 目次

 

 

 

1.睡眠と代謝の関係性

ダイエットに睡眠が重要な理由が、睡眠中(熟睡時)に成長ホルモンを代表とする代謝を促すホルモンを分泌したり生産を促す準備を行うためです。しっかりと眠れている人が太り難く痩せやすいのも代謝を促すホルモン分泌が正しく行われているからなのです。

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睡眠状態が良いと代謝が良い

睡眠には大きく分けてノンレム睡眠とレム睡眠の2種類があり、ノンレム睡眠はさらにステージⅠ~ステージⅣにまで細分化されます。

睡眠はステージⅠ~Ⅳまでの4段階のノンレム睡眠後にレム睡眠を迎えるという5つの
ステージを繰り返しており、ノンレム睡眠のステージⅢ~Ⅳを心身ともに休まる熟睡状態といいます。

代謝に関係するダイエットに有利なホルモン分泌は熟睡域と呼ばれるノンレム睡眠のステージⅢ~Ⅳで行われ、この状態が正しく取れることを「良質な睡眠」と呼びます。

この熟睡状態が最も長く現れるのが入眠後(眠ってから)の3時間と言われ、この熟睡域を正しく取り入れるには人体に備わる眠る為の仕組みを正しく働かせ必要最低限の睡眠時間を確保する必要があります。

 

 

 

正しく眠るための条件

正しく眠る為の仕組みとして人間には1日の睡眠のリズムをコントロールする指示を出す「概日リズム」と概日リズムの指令を聞き実際に眠る為に働く「睡眠の恒常性(ホメオスタシス)」という指示・行動という2つの仕組みによって1日の睡眠はコントロールされています。

  • 概日リズム:1日24時間という地球の自転に合わせての睡眠スケジュールを決定するために備わる体内時計のことです。
    概日リズムは朝起床してから日常生活で得る「光・食事・運動」などの刺激(同調因子)によって睡眠スケジュールを決定し指示を出しています


  • 睡眠の恒常性:概日リズムの指令を受けて眠る為の準備(メラトニンなどのホルモン分泌や深部体温の低下)などを行うのが「睡眠の恒常性」別名「睡眠のホメオスタシス」と呼ばれる仕組です。
    睡眠の恒常性は睡眠の為の生理活性や概日リズムによって得られた睡眠の不足分を補うフィードバック機能としても働きます。

 

日々の睡眠は「概日リズム」と「睡眠の恒常性(ホメオスタシス)」が正しく機能する事で成り立っています。

更に詳しく睡眠の仕組みについて知りたい方は下の記事をご参照下さい。

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代謝を低下させる不眠原因

睡眠不足や不眠という睡眠障害は代謝を促すホルモンの分泌やホルモンの生産性を著しく低下させてしまうので、ダイエットにとってしっかりと眠ることはとても重要なことなのです。

なぜ「眠れない・寝つきが悪い」などの睡眠障害が起こるのかというと正しく睡眠に導くための「概日リズム・睡眠の恒常性」の2つの仕組みに「日々の生活習慣や環境」が悪影響を与え、狂いが生じ正しく働かないためです。

更に詳しく不眠の仕組みについて知りたい方は下の記事をご参照下さい。

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2.睡眠と代謝を促すホルモンの関係性

睡眠中のノンレム睡眠ステージⅢ~Ⅳの時に代謝に直接関係する「成長ホルモン」と「甲状腺ホルモン」が分泌されます。そして脂肪細胞を小さく保ち雌雄の体形を保つ「女性ホルモン(エストロゲン)・男性ホルモン(テストステロン)」の生産も睡眠に深く関わっています。

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脂質代謝を促すホルモン

食事から得た脂質や血液中にある脂肪の燃焼を促してくれるのが成長ホルモンや甲状腺ホルモンです。

これらの代謝に関わるホルモンは日々の食事から摂り過ぎたエネルギー源をエネルギー(ATP)に変換したり熱に変換することで燃焼しています。

  • 代謝を促す成長ホルモン:成長ホルモンは本来子供を成長させるために寝ている間に分泌されるホルモンです。子供がたくさん眠るのはこのためです。
    しかし大人になると成長では無く直接代謝を促すホルモンとして働きます。だから大人の肥満予防には睡眠が大切なのです。


  • 代謝を促す甲状腺ホルモン:甲状腺ホルモンは下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の刺激によって分泌されるホルモンです。
    つまり代謝を促す甲状腺ホルモンを分泌するには甲状腺刺激ホルモンの分泌を促す必要があり甲状腺刺激ホルモンの分泌は睡眠中に促されるので睡眠は代謝を維持する為にもとても重要なのです。

 

 

 

脂肪細胞を小さく保つ性ホルモン

男性ホルモンや女性ホルモンの分泌を促すホルモンに性腺刺激ホルモンがあります

睡眠によって性腺刺激ホルモンの分泌を行う脳下垂体・視床下部が休まることで分泌部位が正常に働き男性ホルモンや女性ホルモンの分泌を促してくれます

その結果、日々の女性ホルモンや男性ホルモンは正しく分泌され雌雄の身体で正常に機能しています。

  • 女性らしい体型維持する女性ホルモン女性ホルモンのエストロゲンには女性らしい体型維持するために代謝を調節し脂肪細胞を小さくする働きがあります
    つまり女性ホルモンには代謝を高める効果と女性らしい美しい容姿を保つ働きがあり、女性ホルモンの分泌には睡眠が深く関わっているので睡眠をしっかり取ることはとても大切なのです。


  • 男性らしい体型維持する男性ホルモン男性ホルモンのテストステロンには男性らしい体型を維持するために筋肉の増加作用や代謝を高める働きがあります
    男性ホルモンの分泌があるからこそ男性らしい筋肉質な体格が形成されているので、男性ホルモンの分泌に深く関わっている睡眠を取ることはとても大切なことなのです。

 

 

 

 

3.正しく痩せるには良質な睡眠が必要

正しく痩せるとは痩せやすい体内環境を整えた上でダイエットを行うということです。睡眠不足や睡眠障害によって本来代謝を高めてくれるホルモン類が分泌されていない状態(正しい代謝が起こっていない状態)では痩せづらく太りやすい体質となるので良質な睡眠を取ることで代謝を整え痩せた方が効率も結果も良くなることは明白です。

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「睡眠」とはありとあらゆる生理活性の場

生理活性とは体内でホルモンや酵素などの生体内化学物質が体内の特定の調節機能に対して作用することです。

つまり成長ホルモンが代謝を促す事も、女性ホルモンが脂肪を小さく保つことも生理活性なのです。

生理活性は日常的に人の身体で起こっている生命現象ですが生理活性の原点とも言える脳下垂体や視床下部が生理活性物質の分泌を促したり休むことで生産性を上げるために必要な生命活動が睡眠なのです。

 

 

 

「痩せる」とは正しい生理活性を起こすこと

ダイエットを行っても痩せにくい人に多いのが睡眠に関し問題を抱えている人です。

逆によく眠れる人はダイエットを行っても痩せやすい人が多いのです。正しい代謝を促すには正しい生理活性が起こるように体内環境を整備する必要があり、生理活性をダイレクトに行う場と正しい生理活性を行う為に休む場として睡眠が必要なのです。

つまりダイエットを行って正しく痩せるには正しく眠ることで正しい生理活性(代謝)を起こす必要があるということです。

 

 

 

 

4.良質な睡眠に導くための生活リズム

眠りに付く仕組みは「概日リズムによる睡眠スケジュール→睡眠の恒常性による睡眠導入」となっています。正しい眠りに付くためにまず必要となるのが正しい概日リズムを刻める正しい生活習慣となります。その上で生理活性が行われるノンレム睡眠の質を上げることで良質な睡眠が得られるのです。

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良質な睡眠に必要な時間

睡眠に必要最低限の時間は6時間以上とされています。これは90分間隔でノンレム睡眠とレム睡眠が交互に出現し、このサイクルを4サイクルで良いとされており、その合計が6時間となるのです。

そして起床のタイミングですがノンレム睡眠とレム睡眠の交互サイクルの中でレム睡眠時に起床すると目覚めが良く不愉快な気分になることが少ないです。

これはノンレム睡眠が覚醒の為の準備段階の睡眠だからです。睡眠の必要量には個体差があるのも事実なので6時間で足りないと感じる場合は徐々に睡眠時間を延ばし自分に必要な睡眠時間を見つけることをお勧めします。

 

 

ノンレム睡眠の質を上げるために

睡眠に必要最低限の時間は6時間以上とされておりこれをクリアしないと質の良い睡眠は手に入りません

日本人の平均起床時間は6時37分で平均睡眠時間は6時間30分となっています。平均的な睡眠サイクルを考慮し逆算すると午前0時には睡眠していないといけないことになります。

睡眠時間を6時間以上を確保した上で睡眠の質を上げる為に必要な事が、正しく概日リズムを働かせるための「起床」・概日リズムを狂わせないための「覚醒の抑制」・深い眠りに付くための「入浴」となります。

  • 正しく起床(覚醒)する正しく眠る為には朝に正しく起床する必要があります。これは眠る為の睡眠スケジュールを決定し指令を出す概日リズムを正しく働かせるためで「朝起きる=太陽光を浴びる」ことで起床したと判断します。
    そこから体内時計で眠りに付く時間を計算し、夜暗くなると眠りに導くための「メラトニン」というホルモンを分泌するために正しく起床(覚醒)することが睡眠のリズムを作る上ではとても大切なことなのです。


  • リズムを乱す夜間の覚醒を避ける:朝正しく起床(覚醒)し眠る為の概日リズムを正しくリセットしたとしても、眠る準備を始める夜間に覚醒を導く行動を取ると概日リズムが正しく働かず寝つきが悪くなったり眠れなくなることがあります。
    覚醒を大きく促すものに「ブルーライト」や「アドレナリン」があり、夜間にブルーライトを浴び続けたり興奮しアドレナリンの分泌を促してしまうと概日リズムが狂い眠れなくなります


  • 最初の90分の質を上げる:睡眠は90分サイクルでノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返しますが、最初の90分で成長ホルモン分泌など生命維持や代謝維持に関わる生理活性の70%を行うので眠り初めの90分の質を上げるとより効果的なのです。
    正しい起床、夜間の覚醒を避け正しい睡眠に導ける状態を作ったとします。
    その上でより良い寝つきに導くためには深部(内臓)の温度を下げる必要があり眠くなると手足が暖かくなるのは内臓の熱を手足を通して逃がしているためです。
    この現象の効果を上げるには寝る90分前に入浴し深部(内臓)体温を少し上げることによって温度の下がり方も大きくなるのでより深く眠ることができるのです。

 

 

 

概日リズムを狂わせる覚醒因子一覧

概日リズムに影響を与え覚醒を促すものを「同調因子」と言います。

同調因子は悪い物ではなく正しく起床(覚醒)し概日リズムをリセットするために必要な物です。

ただ覚醒を促してしまうので適切でないタイミングで同調因子による刺激を受けると夜寝付きが悪かったり眠れないことに繋がります

同調因子には様々なものがありますが、日常生活中に潜み概日リズムに大きな影響を与えるものが「光・食事・運動」なのです。

  • 光(太陽光・ブルーライト)太陽光(紫外線)の強い光は朝の覚醒に必要な同調因子です。太陽光に近い物にブルーライトがあり、この光は現代社会において「LED照明・パソコン・スマートフォン・テレビ」などの身近な電子機器から発せられています。
    つまり我々は昼夜に関係なく常に強い光にさらされておりこれは常に太陽光を浴びていることと身体は勘違いします
    その結果概日リズムが正しく働かず睡眠障害に繋がるので夜間のブルーライトはなるべく避け、どうしても浴びてしまう場合はPCメガネ等で対策しましょう。


  • 食事(覚醒物質の摂取):覚醒を促すのは目に入る光だけではありません。
    食事からによる覚醒物質の摂取も概日リズムに影響を与えてしまいます大きな影響を与えてしまう覚醒物質に「カフェイン」があり「コーヒー・緑茶・エネルギードリンク・チョコレート」に多く含まれています。
    そしてお酒に含まれるアルコールにも覚醒を促す作用がありますので夜間(最低でも寝る2時間前)のカフェインやアルコールの摂取を控えることで概日リズムが正常に働き寝つきが良くなります。


  • 運動(アドレナリンの分泌):運動を行うと疲れて眠くなると思っておられる方が多いと思いますが、激しい運動は交感神経が優勢となり興奮作用のある「アドレナリン」を分泌します。
    アドレナリンには覚醒作用があるので、夜遅くのジョギングやジムでの筋肉トレーニングなどの激しい運動は眠りを妨げる要因になってしまいます。
    正しく眠るには夜間の激しい運動は避け、明るいうちに運動を行い心地良い疲労感だけを残すと寝つきが良くなります

 

 

 

正しく眠りに付くための睡眠スケジュール

①朝規則正しく起きて朝日を浴びる

②1日3食の食事を規則正しい時間に食べる

③夜間のカフェインやアルコールなどの覚醒物質の摂取を避ける

④寝る前(直前)の激しい運動は避ける

⑤夜間の「スマホ・PC」はなるべく控えブルーライトを避ける

⑥夜間の「スマホ・PC」はナイトシフトモードに設定する

⑦夜間に「スマホ・PC」を操作する場合PCメガネを着用する

⑧夜間は生活に支障が無いレベルで光のトーンを落としメラトニン分泌を促す

⑨寝る90分前頃に入浴し深部体温を上げる

⑩寝ながら考え事はせず、何も考えないこと

 

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5.良質な睡眠に導くためのストレスケア

睡眠には概日リズムの指示を行動に移す「睡眠の恒常性」という眠りの仕組みが存在します。恒常性とは「自律神経・内分泌・免疫」の3つのシステムを健康を維持するために常にバランスを取るもので睡眠に導く時にも働いています。このシステムに大きな影響を与えるものにストレスがあり、ストレスを上手にケアすることで眠りを妨げず深く
良質な睡眠を取ることができるのです。

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日常的なストレス対策

ストレスは日常に潜んでいるもので、その多くは置かれている生活環境や対人関係により発生しています。

生活環境や対人関係のストレスは主に、状況が良くない場合に発生しますので、ストレスのケアには「逃げる」ことと「改善する」ことの2つが考えられます。

しかし、逃げても大きく環境を変える事は難しいので可能であれば個人の努力によって環境や人と向き合いより良い方向に改善するように行動することで充実感や達成感が生まれ、結果的により良い人生を歩むことができるのでストレスは低減されるでしょう。

 

生活環境を楽しむ

日常的なストレスの原因として仕事や学業などの人生を取り巻く生活環境が大きなウエイトを占めます。

学生には学生生活なりのストレスがあり、社会人には社会に出て仕事をするというストレスがあり、辛い思いをしている方もおられると思います。

しかし、その環境を卑下し逃避するのではなく、ご自身がおかれている環境に対する仕事や学業を思い切り楽しめるように行動することで充実感が生まれストレスは低減されます。

  • 学生生活:「中学・高校・大学」という学生期間で大きなストレスとなるものに「学業」や「孤立」などがあると思います。
    学生期間のストレスを低減させるには学生生活の「勉学」に励み「対人関係」を思い切り楽しむことです。
    塞ぎ込むのではなく勇気を出して向き合うことで、予想もできない良い友人と出会えたり学ぶことの楽しさに出会えたりします。


  • 社会人生活社会に出て働いている大人は皆それなりにストレスを抱えているものです。
    それは仕事を通し各々に「責任」が生まれることで甘えが許されない厳しい世界だと感じるからなのです。
    しかし、責任を背負うことでその仕事に対する使命を感じ成功を目指して本気で取り組むことができれば、同じ責任を背負っている仕事仲間とより良い関係が築け、結果も伴うことで自信が付き仕事が楽しくなります。


  • 定年後の生活:仕事をバリバリこなして、充実感のある社会人生活を送った後に待っているのが定年後の生活です。
    定年後にストレスを抱えてしまう多くの方が時間を持て余し何をすれば良いのか分からないとい状況に陥ります。
    その場合、まだ働けるのであれば次の職を探したり、奥様と旅行に行きまくったり、自分の趣味に没頭したりと社会人ではできなかったことに時間を使うことで第二の人生を楽しみましょう

 

より良い人間関係を築く

日常のストレスは仕事や学業などの生活環境だけではありません。日常的に接する人とのつながりも付き合い方を間違えると大きなストレスとなります

身近な人間関係の代表格には「夫婦・恋人・友人・両親・親戚・仕事仲間・お客様」などがあると思います。

人間関係のストレスを無くすにはその人と向き合いより良い人間関係を築けるように行動すると互いのシナジー効果によって対人関係は改善されストレスは低減されるでしょう。

  • 夫婦・恋人:男女の人間関係に代表されるのは夫婦と恋人です。夫婦では長年連れ添いお互いの良い所も悪い所もほぼ全て見えており、長い時間を経てすれ違いなどが起こり夫婦生活にストレスを抱えている家庭も多いでしょう。
    恋人同士ではお互いのことがまだわからなくて手探り状態で時にはぶつかることもあるものです。夫婦も恋人も元は互いに好きな者同士なので初心に帰り相手を思いやることでより良い男女関係が生まれストレスの低減ができるはずです。


  • 友人・知人:友人や知人との関係も様々で良きものから良く無いものまで存在します。良き友とぶつかってしまう場合はぶつかった原因を深く考え、もう一度向き合い話し合うことで友人との絆はさらに深まるでしょう。
    良くない友人との付き合いでストレスが溜まる場合は関係を解消することが一番の解決策です。
    つまり自分にとっての友人・知人の人間関係の良し悪しを考え良い場合は良い方向に、悪い場合は付き合わないことで不要なストレスは低減されます。


  • 親戚・両親両親や親戚など身内関係のストレスの多くは「心配がお節介に繋がる」ことと単純に「ややこしい親戚」の存在だと思います。
    心配されて口うるさく言われる場合には心配しなくても大丈夫だという姿と根拠を示し理解を得る事が重要です。
    ややこしい親戚の場合大抵自分よりも下に見ていることが多いので論理的な意見を言い自分が上だということを示しましょう。
    つまり両親や親戚からのストレスを低減するには相手に自分のことを理解してもらうことでかみ合わない人間関係を卒業することです。


  • 同僚・顧客:同じ会社の「上司・後輩」や会社の「顧客」という仕事上の人間関係で発生するストレスは大きなものです。同僚間でのストレスの多くは上司との関係によるものが多く互いの価値観や仕事に対する結果によって発生しています
    価値観の違いの場合はお互いに納得がいくまで話し込み理解を深めることで改善でき、結果にまつわる場合は結果を改善する必要があります。
    顧客の場合は顧客に役立ち利益をもたらす存在となる事でその企業からは重宝される存在となることで仕事上での人間関係が楽しくなります。

 

 

 

心残りを無くすということ

ストレスというのは極論、「解らない事・気になる事」などに対し答えを求めて発生する「心残り」から生まれるものです。

逆に言うとストレスからの解放は自分なりに答えを見つけて「心残りを無くす」ということです。

ストレス源となる生活環境や人間関係も蓋を開ければ「何故?」という疑問や気になる事から発生していると私は考えています。

つまり一日を気持ちよく終えるには、今ある「心残り」を大きい物から解決することで安心感に繋がりその安心感が心地良い眠りに繋がるのです。

 

 

 

ストレスを発散し解消する

ストレスの低減は上記の生活環境や人間関係の改善に努めることで成し得ますが、時間がかかることも事実です。

その為、日常的なストレスの発散も大切なことになってきます。ストレスの発散に大事なことは自分の好きな事を行い楽しむ時間を作ることゆっくりと時間をかけてリラックスすること心の重荷を話し悩みを打ち明けることです。

  • 平日の過ごし方:平日にお仕事をされている方がほとんどだと思います。つまり自由な時間が少なく、生活という日常業務に時間を割く必要があります。
    しかし平日でも少しの時間でも自分の好きな事や心が晴れることを行うとストレスの蓄積は低減されますので、少しだけリラックスできる時間を設けるように心掛けて下さい。


  • 休日の過ごし方休日は平日に比べると自由な時間が多いです。独身の人はほぼ自由時間ですので、自分の好きな事に時を忘れて没頭したりどこかへ遊びに行って思い切りストレスを発散しましょう。
    既婚者の場合はご家族みんなで楽しんだりたまには自由時間をもらってストレスを発散しましょう。

ストレスの発散で大切な事は、ストレスの要因になっている悩みや気になる事を永遠と考えていてはダメだということです。

もちろん原因となる心残りを解決するのがストレスケアの本質ではありますが、どうにもならないこともあります。

そんな時は開き直って、心残りを忘れるように何か違う事に思考を使うと効果的です。

 

 

 

 

6.ダイエットの効率上げる良質な睡眠を導く方法まとめ

睡眠には代謝を促す様々なのホルモンの生産に深く関わっている生理活性の場となるのでダイエットにはとても重要なのです。つまり質の良い睡眠がしっかりと取れればダイエットにとってアドバンテージとなるのです。正しく痩せるには正しい眠りも必要となり、正しく眠る為には正しく「概日リズム」を働かせることと、正しく「睡眠の恒常性」を働かせることです。

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概日リズムを正しく働かせる

概日リズムを整え正しく働かせるには規則正しい日常生活を送り適切なタイミングで同調因子による刺激を受けることが最も重要なことです。

そして最もやってはいけないことが夜間(就寝2~3時間前)の「ブルーライト・カフェイン・アルコール」などの同調因子による覚醒です。

この覚醒が概日リズムを狂わせてしまうので上記の「正しく眠りに付くために睡眠スケジュール」を参考に行動して下さい。

JINS SCREEN

 

 

睡眠の恒常性を正しく働かせる

睡眠の恒常性(ホメオスタシス)は実際に眠りに付くための生理活性(ホルモン分泌)を行ったり概日リズムによって得られた睡眠の不足を補うためのフィードバック機能です。

実際に我々が眠れるのはこの機能が眠る為の生理活性を行ってくれているからです。

しかし恒常性はストレスの影響を色濃く受けるので正しく機能させて眠る為にはストレスの低減は必要不可欠なので上記の「ストレスケア」を参考に行動してみて下さい。

どうしてもストレスで眠れない場合にはストレス緩和が期待できるGABAやテアニンを摂るのも一つの方法です。

ピースナイト

 

 

 

以上で良質な睡眠とダイエットの関係性についての記述を終えさせて頂きます。

睡眠は疲労回復の為とお思いの方も多いと思いますが実は、様々なホルモン分泌を行い代謝にも直接かかわってくるというダイエットにとっても関係がある生命活動なのです。

ダイエットの成功に代謝を促してくれる良質な睡眠は必要不可欠となりますので、是非皆さまもぐっすり眠れるように睡眠スケジュールを組み立ててみて下さいね🌸